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目立たないだけで、じつはとても力になってくれる公の機関があります。
かなり地域限定の話になってしまいますが、こういう自治体もあるということを知ってたいただきたくご紹介する次第です。
東京都狛江市の「児童発達支援センター」です。
昨年8月に開設されたことを、言語聴覚士の中川信子先生の年賀状で知りました。
中川先生たちが地域の人たちと粘り強く推し進めてできたようです。いま自治体にアプローチしている方には参考にしていただければと思います。
まず、メニューがすごい。
相談。これは、まあ、どこの自治体でもやっていますが、問題はその先。
児童発達支援の通所施設（週5日）があり、そこのクラスが４つにわかれています。
通園が難しい子どもには、個別指導があります。園になじめるかどうか。ここで、すごく不安になる保護者が多いんじゃないでしょうか。こうした気持ちをきちんとくんでくれているプログラムです。
もうひとつ。これもうれしい支援。「保育所訪問支援」というのがあるんです。
幼稚園や保育所になじめないという子に、専門家が保育所を訪問して園にアドバイスする支援。これができる専門家は圧倒的に不足していると思います。園のほうでも、どうしていいのかわからないという状態。なので、「保育所訪問支援」はとても重要度の高い支援です。ここに気づいている自治体が、今後多くなってほしいと思います。
「狛江モデル」となって、他の自治体がお手本にするかもしれませんね。もしかしたら、知らないだけで、あなたの地域にもこうした支援があるかもしれません。なんせ自治体はアピールにあまり力を入れないので、伝わっていないだけかもしれません。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』（小学館）
『発達障害 あんしん子育てガイド』（小学館）
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