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2021.01.10

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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Aちゃんによかった鉛筆が、Bくんに合うかどうかは、使ってみないとわかりません。
 
消しゴムひとつにしてもそうです。力任せに使う子と、力があまり入らない子では使いやすい消しゴムは違います。
 

日常的に使う文房具で、書字に困難のある子向けの図鑑のようなものがあるといいなと思っていたら、『みんなでつなぐ 読み書き支援プログラム フローチャートで分析、子どもに応じたオーダーメイドの支援』(井川典克監修 高畑脩平・奥津光佳・萩原広道 特定非営利活動法人はびりす編著 クリエイツかもがわ)に、様々な筆記用具が掲載されていました。
 

 
この本で知ったのですが、読み書きが困難な子どもへの出前支援をしている先生がいるんですね。作業療法士の方だと思いますが、その先生が最初にやることは「文房具のフィッティング」だそうです。
 
どの鉛筆(シャープペン)、どの消しゴムが使いやすいか。下敷きは? というようにいろいろ試して決めるようです。
 
鉛筆や消しゴムはそう高いものでもありません。家庭でも試してみてはいかがでしょうか。濃さも、その子の筆圧に合わせて試すといいかもしれません。最低でも2B以上がいいようです。
 
消しゴムは、軽い力で消せるもの、強い力で消せるものなどいろいろあります。消しゴムもいろいろ試してみてください。
 
鉛筆や消しゴムは日々使う、もっとも身近な道具です。が、意外と吟味して選んでいる人が少ないように思います。使いやすい道具を手にするだけで、書く意欲もわいてくるというものです。
 
この本、ほんとおすすめです。あまり話題にならなかったようなので、こちらで話題にしている次第です。
 
読み書き困難は、さまざまな原因があります。なので、各分野の専門家が関わることが必要。本書は、以下の人が関わっているのもいいなと思いました。関わったいるのは以下の人たち。
 
医師、ビジョントレーニングの専門家、教師、言語聴覚士、公認心理師、作業療法士、視能訓練士、理学療法士、保護者・家族、当事者。
 
最近は、ビジジョントレーニングが注目を浴びるようになってきました。でも、特別支援学校の先生に聞いてみると、ビジョントレーニングで効果のある子とない子といるそうです。眼球の運動に問題のない読み書き困難な子に、いくらビジョントレーニングをしても意味がなく、他の原因を探るべきなのです。そのためにも、様々な専門家が必要というわけです。
 
 

トビラコ店主

 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本

発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


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