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2021.01.12

トビラコへようこそ!

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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文字を書く時に、私たちはそれと意識せずに、文字の形を頭に描いて、その形を目指して書き始めます。
いわゆる空間認知というものが働いているわけです。
でも、その認知がうまく働かないと文字を書くのに苦労します。
 
みんなでつなぐ 読み書き支援プログラム フローチャートで分析、子どもに応じたオーダーメイドの支援』(井川典克監修 高畑脩平・奥津光佳・萩原広道 特定非営利活動法人はびりす編著 クリエイツかもがわ)で紹介されていた「カラーマスノート」は、試してみる価値がありそうです。
 
一般社団法人日本医療福祉教育コミュニケーション協会というところが開発しているので、専門家が関わっているノートです。ひとつのマスが4分割されていて、4色に色分けされています。
 
Amazonのレビューをみて、なるほどと思ったのは、「どこの色から書き出すか」がわかるのがいいとのこと。つまり、マスのどこから書き始めるかということで迷う子がいるということです。
 
4分割のマスにお手本が書いてあるといいのかなと思います。
 
色分けということで、もうひとつ。
空間認知とは別になりますが、文字をお手本を見ながら書き写すことができないという子もいます。原因のひとつが「線の分解と再統合」ということがうまくできないことにあるそうです。
 
脳は、「あ」という文字のお手本を見た時に、横線、縦線、「の」のような曲線を、いったん分解し、再統合して、「あ」という文字を書く働くのだそうです。その分解と再統合がそれがうまくできない子のために、色分けされた文字をお手本にするといいですよ、と本書に書かれていました。
 
ひらがなの練習で、色分けされた文字を見かけることはありませんか。「あ」という文字が、横棒は黒、縦棒は赤、くるっと丸いところが青というように。これだと、確かに、線が分かれて見えるのでわかりやすいですよね。線の分解と再統合ということがうまくいかないと、線が交差しているところがわかりにくいそうです。
 
この本にはすごく教えられることがたくさんあります。読み書き困難な子を支援する人は強くおすすめです。
 
 
 

トビラコ店主

 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本

発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


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