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学習障害の男の子が登場するテレビドラマ「俺の家の話」https://www.tbs.co.jp/oreie_tbs/story/ep1.html (主演 長瀬智也、西田敏行 脚本 宮藤官九郎 毎週金曜夜10時 TBS)は、学習障害の子の親たちにも人気です。
ディスレクシアの子の特性をよくとらえているからです。
男の子は、能楽で人間国宝の祖父(西田敏行)に、とても可愛がられています。教室ではじっとしていられない多動ですが、お稽古場ではじっと能の舞をみていることができます。そして再現することができるため、能を舞うことにかけては卓越していて、祖父に褒められます。師匠を見て学ぶスタイルが学習障害(特にディスレクシア)と親和性が高いということで、ディスレクシアのお母さんたちには人気なのです。
落語家の花緑さんも、ディスレクシアです。太神楽師やマジシャンにもいるそうです。海外では、トム・クルーズさんのディスレクシアは有名ですよね。文字を使って何かをしようとするから、さまざまに支障があるわけで、文字を使わない世界なら能力を思い切り発揮する子(人)って、結構いるんじゃないかな。そんな気がします。
そもそも学校というところは、文字を使いすぎるところなので、ディスレクシアの子には厳しいわけです。学習障害、ディスレクシアを、勉強ができない子と思い込んでいる先生がいたりしますしね。
脚本家の宮藤官九郎さんは、ほんとよく取材されていると思いました。ドラマの中で西田敏行さんが演じる師匠に、ケアマネージャー(荒川良々)が、「知っている野菜の名前を答えてください」という場面。これは、日本の認知症の権威でもある長谷川和夫先生が編み出した長谷川式スケールのひとつです。ドラマのこうした場面のひとつひとつが、現場の人に聞いて脚本を書かれていることがわかるので、観る人に響くんですよね。
ディスレクシアの男の子の今後が楽しみです。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)