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2021.02.07

トビラコへようこそ!

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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言っていいこといけないことの区別は、案外難しいと思います。
 
「おばさん、太っているね」とか「おじさん、はげているね」は、見たまま何でも口にしてしまう子にありがちです。じつは、私も、そうでした。今思えば、やはり、発達系の特性を備えていたように思います。
 
親戚のおじさんの頭がはげていたので、「おじさんの毛が薄い」とか「はげているね」とか言っていましたね。家に帰ってから母にいつも怒られていました。何で怒られるのかわからないし、家で怒られるのがいやなので、「家で怒らない」という約束を母にさせてから、「おじさん、はげているね」と言うこともありました。今思うと、なんで、そこまでして「はげている」を言いたかったのかが、とても不思議です。ただ、見た通りのことをいわないと気がすまなかったのでしょうね。
 
そのときに、「声のものさし」というものがあれば良かったと思います。
 

佐藤義竹先生自作、声のモノサシ。

 
声のモノサシは、その場に合わせた声の大きさを見える化したものです。大きさの中には「こころのなかで」という項目があります。意外と見過ごされているかもしれませんが、「こころのなかで」というのは、相手に言ってはいけない言葉と考えてもいいわけです。
 
思うのは自由です。でも、それは「こころのなかで」にとどめておくという選択肢をもてるといいですよね。
「太っている」「はげている」は、思っても「こころのなかで」にしておこうね、と私も小さいときに親に教えてもらいたかったです。言われて傷ついたり、嫌な思いをしたりするからということを付け加えてもらえるといいですよね。
 
さすがに、大人になると言わなくなりました。

 
 
 

トビラコ店主

 

 

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小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
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トビラコが編集した本

発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


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