トビラコへ、ようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
——————————–
未就学のお子さんの親が知っておくといいことの一つに、「学校見学」があります。たまたま、今、編集している雑誌で「就学支援」を担当しているので、この話します。実際には、学校見学や就学支援の相談が始まるのは5月の連休明けからです。なので、前知識として知っておいていただければと思います。
通常級しか知らないと、この数年で注目されるようになった通級指導教室(通級)、通常級と交流のある特別支援学級、就労に力を入れるようになった特別支援学校のことがよくわからないでしょうね。
詳しく知る必要はないかもしれませんが、それぞれの教室や学校の雰囲気だけでも親子で体験しておくといいと思います。この「雰囲気」って意外と大事です。特別支援教育の優秀なプロが増え、昔とは比べ物にならないくらいに、細やかな配慮がなされています。もちろん、地域によって違いますが、配慮が全然ない特別支援教育というのはあり得ません。
学校見学は就学相談の時期と重なります。就学相談は「相談」と名がついていますが、実際は面談です。医師や心理士、特別支援教育の先生など専門家が子どもの行動を観察して、就学先を検討します。専門家が子どもの園に出向くこともあります。もちろん保護者の意向も尊重されますが、最終的には保護者の意向を組みながら教育委員会との合意のもと決定されます。保護者としての意向を固めるためにも学校見学はおすすめです。
ただ、学校見学について、ネットで調べてみたところ、自治体によってかなりの違いがあることがわかりました。
相談員がつきそって案内してくれるところもあれば、全校の学校公開日だけがホームページに記載されていて、「良かったらどうぞ」レベルの自治体もあります。これほど違いがあるのかと驚きました。お住まいの役所のホームページで確認してみてください。
私の住んでいる地域の自治体は実にわかりやすく、就学先にたどり着くまでの流れをイラストと文字で記しています。このような自治体もあれば、とてもわかりにくい自治体もあります。それでも、教育課に電話すればわかりやすく教えてくれるはずです。情報は自分からとりにいかないと得ることができません。自治体の情報なら無料です。情報の内容ももちろん正確です。噂話に惑わされないためにも、自分から自治体にアクセスして自分の目で学校を見に行くことが一番安心できる方法です。
トビラコ店主
********************************
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に連載していました。
********************************
ウェブサイト以外でも発信しています。
会員登録された方にはメルマガ(無料)配信しております。
*会員登録はこちらから。お買い物いただかなくても登録できます。
Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)
LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。
********************************
トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)