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「これがあると安心」というものを、非常持ち出し袋にいれておくこと。
気仙沼の親の会のOさんからお聞きしたのは、東日本大震災が起きた4年後です。お子さんは重度の自閉症で、とても緻密な絵を描く男の子です。同じく、障害をもつ子のお母さんとふたりで、震災をきっかけにこれまでの親の会とは別に、福祉避難所の設立を目指して新たな親の会を立ち上げました。
10年前、気仙沼には福祉避難所はなく、障害のある子どもたちのいる家族は、避難所を敬遠して車の中で過ごしていると聞いて、Oさんは福祉避難所の必要性を強く感じたそうです。
災害時は福祉避難所でありながら、普段は子どもたちの居場所として活用。ゆくゆくは、そこを就労の場にしたいという夢をお持ちでした。
あれから10年、どこまで進んだのかか聞いていませんが、いい方向で進んでいるといいなと思います。
Oさんが、当時、障害のある子と避難する時に覚えておいたほうがいいこととして教えてくれたのは、子どもの安心の確保でした。「これがあると安心」というもの、タオルやぬいぐるみなど、子どもが肌身離さず持っているものがあれば、それと同じものを非常持ち出し袋にいれておくこと。このスプーンでないと食べないというスプーンがあれば同じものをいくつも用意して入れておくこと。とくにこだわりの強い子には必要なことと思います。
安心が担保されずに、過ごしてしまうと、半年後、1年後に子どもが思わぬ行動にでるそうです。自傷や他害という暴力を振るう子は何人もいたといいます。Oさんのお子さんも、ずっと絵を描き続けていたとか。おそらくそうして不安から逃れていたんでしょうね。
tobiracoとしては、貼る療育アロマをおすすめします。不安な時に、自分の好きな香りは大きな効果を発揮します。非常持ち出し袋に入れておいていただいても良いかなと思います。
これがあると子どもが安心できるもの。あなたのお子さんの場合は、なんでしょうか?
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)