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2021.04.05

トビラコへ、ようこそ
 
~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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自閉症スペクトラムについて、これほどわかりやすく説明している本を他に知りません。

すずちゃんののうみそ 自閉症スペクトラム(ASD)のすずちゃんの、ママからのおてがみ』(竹山美奈子 文 三木葉苗 絵 宇野洋太 監修)という絵本です。
 


 

「すずちゃんは、ゆりぐみさん(年長)なのに、どうして靴を自分ではけないの? どうしてしゃべれないの?」
という子どもの素朴な疑問に、ずずちゃんの母親であり絵本の作者でもある竹山美奈子さんは、
「すずちゃんね、生まれたときからゆっくり育つ病気みたいなものでね。お薬がないから、くつをはくのもおしゃべりも、たくさん練習しないとできるようにならないの。ゆりぐみさんだけど、今、中身はももぐみさん(1歳児)ぐらいなんだって。お医者さんが言っていたよ」と、子どもにわかるように説明ます。
 
すると、子どもは
「そっか。すずちゃんママも毎日大変だね! じゃあね、すずちゃん!」返します。年中さんです。
 
本書のあとがきに書かれていた、この一文、読むたびに胸が熱くなります。
 
竹山さんは、すずちゃんの卒園を前に、すずちゃんの自閉症スペクトラムが脳の不具合であることをわかりやすく紙芝居にして、お友達に朗読したところ、子どもたちは驚くほど真剣に聞いていたそうです。
 
紙芝居が評判となって自閉症啓発のイベントで活用されるようになり、やがて絵本となりました。
 
あとがきを読んで驚いたのは、子どもの観察力の鋭さです。
 
「すずちゃん、今日は大あばれだったよ。雨の日は苦手だもんね」と竹山さんに報告してくれたのは年中の子。
 
気圧の変化で不安定になる自閉症の特性を肌で感じていたわけです。
 
わざわざインクルーシブ教育と銘打つまでもなく、子どもたちはじつは相手をよくみているし、そこから学んでいるんだなと思いました。何度読んでも胸が熱くなり、学ぶところの多い絵本です。
 
 
 

トビラコ店主

 

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発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

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