トビラコへ、ようこそ
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小さい子を散歩に連れていくよさについて、目からウロコの話をある園の園長先生から聞きました。
「散歩はね、子どもが(だれかに指示されなくても)自分で動くことができるいい時間なのよ」
そういえばそうです。道端に落ちている葉っぱをひろったり、しゃがんで虫をじっとみたり。子どもが全力で「こうしたい」という気持ちで動いているわけです。100%自分の意思です。こういう場面って、小さい子は意外と少ないかもしれませんね。大人の指示や誘導で動いたり。室内という限られたスペースの中で、限られたモノだけで遊んだりすることが多いかもしれません。
でも、散歩は違います。歩いていれば景色がどんどん変わります。変わっていくなかで、自分の目に飛び込んできたもの、興味を引いたものを相手に遊ぶことができます。それは誰かが仕組んだ遊びではなく、子どもが自分で見つけた遊びです。
プレーパークの人は、子どもが自分の「やりたい」気持ちだけで遊ぶことを「魂の活動」といいました。穴ぼこ掘るだけでも、子どもがやりたいことなら、魂の活動だそうです。
散歩という、非生産的に見えるかもしれないことが、じつは魂の活動なのかもしれないと、園長先生に伝えて差し上げたかったです。
というのも、園長先生は、新人の頃、室内遊びばかりさせているの保育に疑問を感じ「散歩をさせないとかわいそう」と言ったところ、先輩保育士にこっぴどく言い負かされたそうです。「室内でちゃんと保育ができないから、散歩に逃げるのよ」と。
「今ならね、言い返すことができるけど、若かったら、言葉にできなかったのよ」。園長先生は悔しそうに話していました。子どもが自発的に動くとか、主体的活動とか、今ならあたりまえのように言われていることが、当時はそうではなかったんですね。子どもに何かを「させる」だけが保育という考えだったのかもしれません。
及ばずながら、私もいろんな先生たち(塾であれ、園であれ、学校であれ)を見てきて思うのは、いかにも「子どものために、何かしてます」的な教え方って、意外と子どもに入っていかないのではないかと思うようになりました。
トビラコ店主
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『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
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