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「発達する権利が子どもにはある」ということを、先日お会いした園長先生にお聞きしました。
だから、保育士さんたちは、その権利を大事にしなくてはならないし、まして権利を奪うことがあってはならないというお考えの人でした。
園では、発達障害と診断された子、診断されないまでも発達が気がかりな、いわゆるグレーな子も、当然受け入れています。専任の保育士さんもいます。
専任といっても、その子だけ別のスペースで保育をするというのではなく、他の子の中で同じように活動して、専任の保育士さんがその子を注意深く見守るという感じです。
たとえば、他の子と同じように散歩に出かけますが、途中で疲れたり、別のところに走り出したりしたときのために専任の保育士さんが付き添っています。そうしていくうちに、だんだんと他の子と散歩ができるようになったりすることもあるそうです。もちろん、それができない日もありますが。
グレーの子は、カリキュラムによっては他の子と同じようにできたり、場合によっては他の子を追い抜く勢いでカリキュラムに取り組む(絵など)こともあるそうです。抜きん出てできることもあれば、配慮が必要という場面もあり、そこも専任の保育士さんや担任がみます。あくまで、集団の中での発達を促すわけです。
じつは、園を見学させていただく前までは、専任の保育士さんが独自のカリキュラムで、その子と1対1で療育のようにしているのかなと思っていたら、まったく違っていましたね。
「園のベースは生活。集団生活の中で子どもを伸ばしていくわけでから」と園長先生。
集団の力というのは、確かにありますよね。順番を覚えたり、遊び道具を貸し借りしたり。他の子が遊ぶのをみているだけでもいいいという支援者もいますね。他の子が遊ぶのを見ながら、心の中でシミュレーションして、参加できる時にそなえているのだとか。
集団の中に入れるということそのものが、発達を促すことになるわけです。発達に課題のある子には、丁寧に配慮してくれる人がいれば、集団の中に入りやすくなるし、「発達する権利」を大事にしているということにもなるわけです。「発達する権利」という言葉に妙に惹かれて、書き記しました。
トビラコ店主
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)