tobiraco（トビラコ）

2021.04.20

トビラコへ、ようこそ

～店先で、ちょこっとおしゃべり～

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

——————————–

外出時に使うハーネスは、定期的にSNSで話題になりますね。

ハーネスについては、何度かこちらでも触れました。

ハーネスは子どもの安全を守るものであって、批判する人たちは子どもの安全には一切関係ない人たちです。予測不能の動きをする子が、突然道路に飛び出しそうになったとしても、ハーネスがあれば命を守ることができます。人混みでも、ハーネスがあれば迷子にならずにすみます。

批判する人たちは、「親子は手をつなぐべき」「母親がちゃんとみるべき」という、「べき」の人たちなんでしょうね。「こうあるべき」「こうするべき」は、巡り巡って自分自身を苦しめることもあるんですよね。

ハーネスとは関係ないですが、こんな話を思い出しました。

箸をうまく使えずに困った自閉症の子のお母さんに、別のお母さんがいいました。

「あなた知らないの？　世界の半分の国の人は、手で食べているのよ。大人になってまで箸を持てない自閉症の子を見たことがないわ」

『発達障害に生まれて　自閉症児と母の17年』（松永正訓著　中央公論新社）の一説です。

箸は小さいうちから、正しく持つべきと思っていると悩むけど、手先が器用でないんだから、無理に教えなくてもそのうちに覚えると思えば、気が楽になります。他の子が箸をきちんともてていなくても、目くじら立てることもなくなるでしょう。

「〜べき」はなるべく少ない方が、人へもやさしくなれそうですよね。