トビラコへ、ようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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親の会に入る若いお母さんが減っていると聞いたことがあります。
実際の数調べていないので、本当のところはわかりません。発達障害がまだあまり知られていない頃に親の会を立ち上げた人から聞いた話です。その親の会はいまも立派に活動していて、親の会の老舗といっていいでしょう。
その人の話では、「ネットから情報を得られるから、親の会には入らない」という親が増えているというのです。
親の会の良さは、ひとりで得ることができないたくさんの情報を得られることがあげられます。話を聞いてみたかった専門家や著名人の話も、親の会なら生で聞くことができます。もちろん、親の会のだれかが、煩雑なセッティングをしてくれるからですが。
でも、専門家の話を聞くだけなら、ネットで講演会を調べることができます。最近ならオンラインセミナーがあるのでわざわざ時間や交通費をかけて出かけなくても自宅で、気軽に聞くことができます。これはいいですよね。
もし、「勉強会」的なものだけなら、ネットをうまく使えば良い話を聞けるし、勉強もできると思います。
でも、生身の人間同士が集まる親の会だからこそ得られるものもあります。
「私、この橋から息子と飛び降りようとしたことがあったわ」
「え、あなたも、私もそうよ、ハハハ」
偶然通りかかった橋の前で、みんなで笑いあった親の会の人の話を聞いたことがあります。それを聞いて(ああ、私だけじゃないんだ)と親の会の後輩ママは、思って救われるかもしれません。
同じ保育園に通っていたり、学校の担任が同じだったりすると、生の情報交換もできます。
「あの先生には、通常級は難しいっていわれて先生を恨んだけど、やっぱり通常級に行かせなくてよかった」
「きついこと言う先生だけど、子どもをよく見ているよね」
という話なんかも、地域性の高い親の会ならではの話題。先輩母、子どもの年齢同い年母、後輩母たちが集まってするおしゃべるのなかから、知らず知らずに教えられる知恵というものが、親の会にあります。
「きついこと言う先生」の話が出たついでに、余談です。
耳の痛いことを言ってくれる先生はいい先生の場合が多いです。だれだって、嫌われたくないから、耳障りのいい(その場しのぎの)話をしていい先生でいたいでしょう。でも、それが本当に子どもにためになっているかどうか。子どものことを思えばこそ、あえてお母さんに憎まれるかもしれなことを言わなければならないのもまた支援する先生のつらいところでもあります。
さらに、余談の余談。ネットだと、どうしてもそのあたりのニュアンスが伝わりにくいような気がします。
余談終わり。
親の会と一口に言っても、いろいろなので、一概にどういう会がいいとは言えません。ただ、いくつか見ていて思うのは、昔から続いていて、メンバーの年齢層が幅広く、勉強会的の要素がありながら、一方で雑談できそうなお茶会もありのオープンな雰囲気なら、だいたい大丈夫だと思います。もちろん、新しくできた親の会(という名前でない場合も)でも、オープンな雰囲気ならそれだけでもいいし、一緒に盛り上げていこうという気になれるかもしれません。
入会するにあたっては、自分と異なる意見の人がいることも念頭に置いておいたほうがいいでしょうね。いろいろな意見の人がいて、それでも回っている会はいい会です。
トビラコ店主
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