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『3ステップ 聞くトレーニング』(上嶋 惠著 さくら社)という本を、子育て雑誌編集者時代に紹介したことがあります。著者の上嶋先生にも取材させていただきました。
特別支援に特化した紹介の仕方ではなく、「聞く力を育てるために」というテーマの特集で取り上げました。8年も前のことです。ところが、この本が、先日参加した特別支援をテーマにしたセミナーで取り上げられていました。
発達障害の子のなかには、聴覚のワーキングメモリーが弱い子がいるにもかかわらず、見逃されていることが多いそうです。
「聴覚のワーキングメモリー」というと、なにやら難しそうに聞こえますが、耳にしたことを「脳に保存」しておく力が足りないということです。ワーキングメモリーは「脳のメモ帳」などと言われたりします。
人の話を聞けなかったり、聞いてもすぐに忘れてしまったりするのは、その子が聞く気がないわけではなくて、「聞いたことを脳に保存しておく機能」に問題があるからだということです。でも、それはトレーニングすることである程度は改善するそうです。
そのトレーニングのひとつとして『3ステップ 聞くトレーニング』が紹介されたというわけです。著者の上嶋惠先生は、元小学教諭。特別支援教育を担当するうちに、「聞く力」の弱い子たちに気づいたそうです。支援が必要な子が「聞く力」をつけると、先生の話をちゃんと聞くことができて授業も理解できるようになるとのこと。そこで、小学校を退職し「聞く力」をつけることに重点をおいた教室を開きました。
もう1冊紹介されてたのが『ワーキングメモリーとコミュニケーションの基礎を育てる 聞きとり ワークシート』(NPOフトゥーロLD発達相談センターかながわ編 かもがわ出版)
「話を聞けていない」と感じた時は、聞くトレーニングもいいかもしれません。ただし、親がする場合には、ゲーム感覚で楽しくというのがコツだそうです。「できなかった」「まちがえた」を口うるさくいってしまうと、子どもの耳をふさいでしまいそうですよね。
トビラコ店主
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『PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中
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【発達障害の子の小学校入学】学習につまづかない「ノート・日記・下じき」選びで工夫しよう!をアップ!
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)