トビラコへ、ようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
——————————–
保育園や幼稚園の取材を10年くらい前にして、最近もしています。
10年前も今も、いい園の雰囲気は変わりません。それが何なのかということが、ある先生の指摘で気づきました。この先生は園を巡回し、たくさんの園をみてきています。
ひとことでいうと、いろいろなタイプの先生がいる園だそうです。
先生たちの多様性を大事にできる園という見方もできます。そういう園は子どものサポートを担任だけが行うのではなく、チームで子どもをみるといいます。
保護者にとってもいいそうです。担任に相談しづらいことも、別の先生に相談できます。相談する内容によって、先生を選ぶことができます。療育のことならA先生、家族のもめごとなら年配のB先生、というように。
保護者の相談内容は、子どもの育つ家庭環境を知ることにもなるので、保育をする上で有益な情報になります。この情報を先生がちが共有することで、園で子どもをサポートできるようになるわけです。
もうひとつ、私が見ていて、いいなと思う園の特徴は、園長がすごくオープンであること。ユーモアのある園長だとなおいいように思いました。
園長がオープンだと、若い保育士さんが意見を言いやすくなります。これはとても大事なことではないかと思いました。園長はリーダーではあるけれど、同時に若い保育士さんを育てる役割もあります。若い保育士さんが「育つ」環境を、いい園長先生はつくっていますね。
ユーモアのある園長ということでは、先日伺った園長から、こんなことを言われました。
職員室で手土産を渡した時のことです。
「先生方の人数が分からないので、、行き渡るかどうか」と心配しながら手土産を差し出すと、園長から意外なことを聞かれました。
「何個なの?」。意表をつく質問です。
「15個です」と答えると、「足りないわよ。うちはみんなよく食べるから」と、いわれてしまいました。
え? 手土産でこんなことを言う人はいないので、と一瞬どきりとしました。でも、こちらもひるまずに「それなら、半分こずつにして召し上がってください」と返しました。すると園長は「ウソ、ウソ、ありがとう」お礼を言い、みんなで大笑いしました。こんな、何気ない会話から、こちらの緊張をといてくれたわけです。そこから、一気に打ち解けて話をすることができました。
とかく真面目一辺倒になりがちな場をユーモアという潤滑油を注いでくれる園長先生。保育の話は、尊敬に値する内容でした。
トビラコ店主
********************************
『PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に
【発達障害の子の小学校入学】学習につまづかない「ノート・日記・下じき」選びで工夫しよう!をアップ!
********************************
ウェブサイト以外でも発信しています。
会員登録された方にはメルマガ(無料)配信しております。
*会員登録はこちらから。お買い物いただかなくても登録できます。
Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)
LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。
********************************
トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)