お知らせ一覧

2021.05.30

トビラコへ、ようこそ
 
~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

——————————–

 

言葉や文字だけで伝わらないときには、イラストや写真を見せたりします。
これが視覚支援と呼ばれるものです。
 
視覚支援とわざわざ意識しなくても、やっているところはあります。
 
たとえば、フォミリーレストランもそうです。
 
メニューには、料理の名前だけではなく、写真も必ずでていますよね。「ボルシチ」「ビーフストロガノフ」「ビジソワーズ」「ガスパッチョ」と文字だけ書かれていたらどうでしょうか? まったく食べたことのない人や食べたことはあっても、その名前を知らなければ、どんな料理かがわかりません。
 
写真と説明があることで、「ボルシチ」は、赤シチュー、「ビーフストロガノフ」はカレーに似たお肉料理とわかるし、「ビジソワーズ」は、じゃがいもの白いスープ、「ガスパッチョ」はトマトの赤いスープということがわかります。わかって、なおかつ、「食べてみたい」となるわけです。
 
先日、ある人のセミナーでこんな話を聞きました。
 
食堂に入ると決まって「カレーライス」しか頼まない子がいたそうです。支援する人が「たまには、別のものをたのんだら?」といっても、頑なに「カレーライス」以外は注文しなかったとか。
 
支援員が、ある日、その子に聞いてみると、「カレーライスはわかるけど、他の料理は文字見ただけでは、どんな料理かわからないから」と答えたそうです。
 
これで、思い出したのは、筑波大学附属大塚特別支援学校の視覚支援です。
 
この学校には、玄関入ってすぐのところに、給食3日分の写真が貼られています。
 
あした  きつねうどん
きょう  カレーライス
きのう  とりのからあげとサラダ
 
というように。先生に聞いてみると、「きのう・きょう・あした」という3日間の日にちの感覚をもてるようにするためだそうです。
「とりのからあげ」を食べたのが昨日、「カレーライス」を食べたのが今日、明日になると「きつねうどん」というように、食べ物と関連させると覚えやすいそうです。とても関心しました。でも、そのときは気づかなかったのですが、写真を貼ることで、「きつねうどん」を知らない子でも、油揚げがうどんのうえにのっているのが「きつねうどん」とわかりますよね。
 
メニューを写真でみせることが視覚支援になっているというのは、身近すぎて気つきませんでした。視覚支援は、なにも特別なことではなくて、イメージしやすくするための手段であって、あちこちで使われているんですよね。

 
 
 

トビラコ店主

 

********************************

PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中
 
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に
【発達障害の子の小学校入学】学習につまづかない「ノート・日記・下じき」選びで工夫しよう!をアップ!
********************************

ウェブサイト以外でも発信しています。

会員登録された方にはメルマガ(無料)配信しております。
*会員登録はこちらから。お買い物いただかなくても登録できます。

Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)

LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。

友だち追加

********************************

トビラコが編集した本

発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


********************************