お知らせ一覧

2021.06.03

トビラコへ、ようこそ
 
~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

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買い物をテーマにした特別支援教育のセミナーに参加しました。
 
特別支援学校でしているような「買い物ごっこ」ではなく、実際に買い物をさせたほうがいいのではないかという話です。
 
理由はふたつあります。ひとつは、買い物を通して「自分で選ぶ」ことができるからです。
 
重度の知的障害の妹は買い物が大好きなので、可能なときは一緒にスーパーに買い物に行きます。
 
カゴをとるのも、商品棚からお菓子を選ぶのも自由にさせています。同じお菓子をいくつもとることがあるので、そのときは、「こっちにしよう」と別のお菓子に目を向けるようにします。
 
自分で選んだものを、カゴに入れるときは、ほんとうにうれしそうです。

 
「自分で選ぶ」ことを、障害のある子は意外とさせてもらっていないように思います。
 
以前、ある支援者から聞いた話です。
 
30歳を過ぎた知的障害の男性と食事に行ったときのことです。メニューをみても選べずに、支援者に「(僕がたべるものを)決めてください」といったそうです。支援者は「あなたが食べるんだから、あなたが選んでください」と答えました。
 
すると、男性は30分近く考えて「サンマ定食」を選んだそうです。30分待てる支援者もすごいなと思いました。結局、それも自分で選べるようにする支援だったわけです。
 
いつも人に決めてもらっていると、自分が何がしたいのか、自分の好きなものはなになのかがわからなくなってしまいます。
 
もうひとつ、買い物で学べるのはお金です。
 
また妹の例になりますが、妹は人のいるレジには並ばずに、商品のバーコードをかざして「ピッ」と音とともに計算してくれる方のレジを使います。支払いはSuicaで、またまたピッ。これで終わりです。現金の計算やおつりのやりとりはいっさいなし。すごく便利です。
 
といっても、使えるお金には限りがあります。お金がいくら使えるかを見える化してくれる、買い物お助けアプリ「かえるかな」というものがあるそうです。SuicaやPASMOと連動しているとか。
 
このアプリ、私も使ってみようかなと思いました。Suicaの残高がいつもわからなくなって、残高不足になって焦ってしまうことが何度もありましたから。
 
 
 

トビラコ店主

 

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【発達障害の子の小学校入学】学習につまづかない「ノート・日記・下じき」選びで工夫しよう!をアップ!
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