お知らせ一覧

2021.06.14

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

——————————–

 

時計はつまずきやすい学習のひとつです。
 
大人は時計と何十年もつきあっていているので、あたりまえのようにわかります。
 
でも、生まれてから物心ついてまだ数年の子どもにとって「時計」は、理解するのにすごく厄介なものだと思います。
 
時間や時刻は、目にみえません。増えたり減ったりする足算や引き算のように、モノを使って教えることができない、抽象的な概念です。時間という概念とつくり、それを時計という目に見える形にしたこと自体、改めて考えてみるとすごい発明ですよね。
 
時計の学習を家庭でする場合、「時計は多くの子がつまずく」という前提でいたほうがいいと思います。「できなくてあたりまえ」からスタートして、ものすごいスモールステップ で教えるとうまくいくようです。
 
つまずく子は、え?そこ? という箇所でつまずきますからね。特別支援学級に、先生の手作りの時計がいくつも掲示されているのは、それだけ時計学習はつまずく子が多く、難しいということです。

 
1日1歩 スモールステップ 時計ワークシート』(筑波大学付属大塚特別支援学校 佐藤義竹著 合同出版)は、これ以上、細かくできないというくらいのスモールステップです。
 
スモールステップ というのは、ゆっくりとか、丁寧にというのともちょっとニュアンスが違ような気がします。
 
たくさんの情報をまずみせておく。そしてその子にとって、必要なくなってきたら情報から外していくというイメージです。『1日1歩 スモールステップ 時計ワークシート』を通して、本当のスモールステップ の意味がわかるような気がしました。
 
つまずく箇所は、子どもによって違います。だから、時計の読み方の情報を、これ以上無理というくらいに細かく提示しておきます。そうして、だんだんと学習していくうちに、最後にとてもシンプルな時計でも読めるようになっていきます。
 
この本は、佐藤先生が、実際に特別支援学校で教えていた時のプリンををそのままワークシートにしています。
 
時計学習にはぜひおすすめです。

 
 
 

トビラコ店主

 

********************************

PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中

小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に
【発達障害の子の小学校入学】学習につまづかない「ノート・日記・下じき」選びで工夫しよう!をアップ!
********************************

ウェブサイト以外でも発信しています。

会員登録された方にはメルマガ(無料)配信しております。
*会員登録はこちらから。お買い物いただかなくても登録できます。

Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)

LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。

友だち追加

********************************

トビラコが編集した本

発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)

発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)


********************************