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時計はつまずきやすい学習のひとつです。
大人は時計と何十年もつきあっていているので、あたりまえのようにわかります。
でも、生まれてから物心ついてまだ数年の子どもにとって「時計」は、理解するのにすごく厄介なものだと思います。
時間や時刻は、目にみえません。増えたり減ったりする足算や引き算のように、モノを使って教えることができない、抽象的な概念です。時間という概念とつくり、それを時計という目に見える形にしたこと自体、改めて考えてみるとすごい発明ですよね。
時計の学習を家庭でする場合、「時計は多くの子がつまずく」という前提でいたほうがいいと思います。「できなくてあたりまえ」からスタートして、ものすごいスモールステップ で教えるとうまくいくようです。
つまずく子は、え?そこ? という箇所でつまずきますからね。特別支援学級に、先生の手作りの時計がいくつも掲示されているのは、それだけ時計学習はつまずく子が多く、難しいということです。
『1日1歩 スモールステップ 時計ワークシート』(筑波大学付属大塚特別支援学校 佐藤義竹著 合同出版)は、これ以上、細かくできないというくらいのスモールステップです。
スモールステップ というのは、ゆっくりとか、丁寧にというのともちょっとニュアンスが違ような気がします。
たくさんの情報をまずみせておく。そしてその子にとって、必要なくなってきたら情報から外していくというイメージです。『1日1歩 スモールステップ 時計ワークシート』を通して、本当のスモールステップ の意味がわかるような気がしました。
つまずく箇所は、子どもによって違います。だから、時計の読み方の情報を、これ以上無理というくらいに細かく提示しておきます。そうして、だんだんと学習していくうちに、最後にとてもシンプルな時計でも読めるようになっていきます。
この本は、佐藤先生が、実際に特別支援学校で教えていた時のプリンををそのままワークシートにしています。
時計学習にはぜひおすすめです。
トビラコ店主
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『PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に
【発達障害の子の小学校入学】学習につまづかない「ノート・日記・下じき」選びで工夫しよう!をアップ!
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トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)