トビラコへ、ようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
【お知らせ】
小学館の子育てサイトHugKum(はぐくむ)に
発達障害の子の学びは道具でサポートできる!読み書き困難をラクにするBest5をプロが厳選をアップ!
『ソトコト』7月号の特集「ウエルビーイング入門」でtobiracoが取り上げられました。
『PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中
——————————–
手話は指を使った言語であり、聞こえない人にとってはコミュニケーション手段のひとつです。
ところが、手話を否定する動きがこのところあると聞き、ちょっと看過できないな思いました。
人工内耳をご存知でしょうか? 重度の難聴であったり、ほとんど音を聞き取れない人が手術で、人工内耳を装着することで聞こえるようになります。
私の知り合いでも、人工内耳を使っている人がいますが、聞いてみると、合う人合わない人がいるようです。最初はすべての音を拾ってかなり大変らしいのですが、だんだんと調整していくうちに、聞こえるようになるそうです。
で、この人工内耳が進歩して、かなり性能がよくなっていることによって、生まれながら難聴のある子(これもわかるようになったそうです)には、(手話でなく)人工内耳を厚労省が推奨しているそうです。
『難聴児の早期発見・早期療育推進 のための基本方針作成に関する検討会』
人工内耳はいくら性能がよくなったとはいえ、やはりあう人、あわない人がいると聞いています。もし合わなかったらどうするのでしょうか? 人工内耳の推進は手話の否定でもあります。
人工内耳があわなくて、もしくはつけるのがいやで、手話にしたいという人(子)にとっては、コミュニケーション手段を奪われたも同然です。
選ぶ自由を保障するために「日本語も手話も」を求める著名活動が始まっています。ご関心のあるかたは、こちらを。私は署名しました。
手話も日本語も! 難聴児の早期支援に公正中立な情報提供と選択権を!
ろう教育の未来を考える会
上記ふたつは、言語聴覚士の中川信子さんのホームページを参考にしています。
耳が聞こえないことはたしかに不便なことが多いでしょう。でも、だからといって、人工内耳一辺倒にして手話をなくしてしまっていいものなのか。手話は覚えてしまえば、本人にとってとても楽なコミュニケーション手段のはずです。
人工内耳を外すとほっとすると、知り合いは言っていました。やはり、どこかに無理がかかっているのでしょうね。その人は、音のない静寂な世界を愛おしく思っている節もありました。
これは、耳のが聞こえる人間には絶対にわからない世界です。
トビラコ店主
********************************
ウェブサイト以外でも発信しています。
Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)
LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。
********************************
トビラコが編集した本
『発達障害の子のためのすごい道具』(小学館)
『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)