トビラコへ、ようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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出かけることのできない夏休みにおすすめしたいのは、きいて はなして はなして きいて トーキングゲームです。トーキングゲームは、カードをめくって、そこに書かれた質問をめくった人が答え、まわりはそれを聴くというだけでのシンプルなゲームです。もともとは、特別支援学校の教材として使われていました。教材なので、質問はとても練られています。
今週、トビラコは夏休みですが、Amazonででご購入いただけます。
Amazonのレビューを読むと、どのような方がどのように使ってくださっているのかがわかり、なるほどね〜と思うことが多いです。
Amazonに出品する前は、時々電話(葉書のことも!)がかかってきて、トーキングゲームの使い方を聞かれたり、感想が届くことがありました。自閉症と孫と使いたいとか、夫婦に使ってみてよかったとか、そういうお話を直接お聞きできたのは、今で良かったなあと思います。まるで店先でお話ししているようです。
何人かの方からいただいたお電話で、さすがに「その使い方は、おすすめできなません」と言わざるを得なかったことがあります。
それは年配の女性からの電話でした。無口で何を考えているのかわからない夫にトーキングゲームを使って、「話をさせる」というものでした。いろいろとご事情を抱えているようで、夫の口を「ひらかせたい」「いろいろと聞き出したいことがある」、そのためにトーキングゲームは有効かどうかと聞かれました。
こういうご相談の場合、「聞き出す」相手が、お子さんであっても同じように答えています。
「何かを聞き出すためにお使いになるのはやめてください」
子どもから「聞き出す」ことが目的になってしまうと、トーキングゲームを楽しむことができなくなってしまいます。
逆の立場になればすぐにわかることです。「聞き出す」ことをしたがる相手と楽しく会話ができるでしょうか?
もうひとつ。ゲームをするうえで、答えたくなかったら答えなくてもいいんです。そのために「pass」カードがあります。「答えたくない」と意思表示できることも大切です。
passカードでは、おもしろい調査があります。
トーキングゲームを考案した特別支援学校の先生がしらべたところ、初対面の相手にはなかなかpassカードを出せなかった子が、2回、3回と会ううちに「pass」カードが出せるようになりました。「pass」といえることもコミュニケーション能力のひとつです。
聞き出さない、答えたくないことはこたえなくてもよし。この2点を守ると、楽しく遊ぶことができます。「聴く」「話す」だけで、なんだかすっきりとして心地よくなり、コミュニケーションの楽しさを体験できます。
トビラコ店主
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『ソトコト』7月号の特集「ウエルビーイング入門」でtobiracoが取り上げられました。
『PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中
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