トビラコへ、ようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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教材は高ければいいというものではなく、むしろ身の回りにあるものを上手に使う。このことを、教育雑誌編集者時代に、たくさんの先生から教えていただきました。
その中のひとつ、卵パックはよく聞きましたね。主に幼児から小学校1年生くらい向けです。
お手伝いしながらなんですが(いかにもお勉強風にしない)、10個入りの卵パックを「イーチ、ニーイ、サーン。。。」と1個ずつ数唱しながら冷蔵庫の卵コーナーに入れていきます。
これの何が良いのかというと・・・
1)目と手を連動して動かす「目と手の協応作業」ができる
発達障害のある子の中には、目と手の動きを連動させるのが苦手な子がいます。苦手を克服というのではなく、日々のお手伝いの中で「目と手の協応作業」の場を作ることできます。
また、相手が卵なので、ある程度の力加減をしながら指先を使う練習にもなりますよね。
2)「10」という数の構成がわかる
10個入り卵パックは、5個が2列。つまり5個と5個で10個。
10個から2個とると、8個。2個と8個で10個。こんなふうに「あといくつで10個」になるかが、視覚的にわかります。
「あと、いくつで10」を「10の合成・分解(分解・合成)」いいます。10の合成・分解この概念は、繰り上がりの計算の基礎にもなります。
と、このように視覚的に体験することができるので、数をイメージしやすくなります。
「10の合成・分解」を理解するのに、よく使われている教具に100玉そろばんがあります。10個の玉が10列あるので100玉そろばんと呼ばれ、学校の教室にもあるかもしれません。昔から使われています。でも、10個入り卵パックも身近な素材としてとても役立ちます。
お手伝いの中にはじつは教材になりうるものがたくさんあります。
高いお金を払うと効果を期待してしまいますが、高価な教材が子どもにあうかどうかわかりません。生活の中で、お手伝いしながら、家族の役に立ちながら、身につけられるといいですよね。卵を落とすなど失敗したとしても、高価な教材に比べれば大した損失ではありません。むしろ、失敗から学ぶことだってできます。
トビラコ店主
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