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2021.09.06

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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支援する人、される人という単純な関係では平和に暮らすことができない。

お互いに成長する関係でなければならないと思うようになりました。

障害者と向き合う時に、何ができないかではなく、何ができるかを重点に置くべきと考えるようになりました。

32歳になる息子さん(知的障害)の父親の言葉です。

発達教育』9月号「私の子育て日記」から引用させていただきました。この連載は、いつも真っ先に読みます。母親が登場することが多いのですが、今回は父親でした。
 
海外赴任で忙しいお父さんが、わが子の障害に気づき、就労にいたる現在までが綴られています。
 
「子どもから学ぶ」というのは、こういうことなんだというお手本のような生き方をされている方です。
 
このお父さんのいいところは、まず、オープンであること。これは障害のある子の親としてとても大切なことではないでしょうか。
 
障害のある子に対して、行政もそれほど頼りにならなかった30年前。息子さんが、なぜいつまでも言葉を発しないのかがわからず、不安が募る父親は、仕事で知り合った医師に相談します。プライベートな相談をしていいものかどうか悩みながらも、思い切って相談したことで、まず第一の扉が開かれました。そこで、はじめて専門家の診断を受けることができるようになり、知的障害あることがわかりました。
 
そこから、お子さんとともに歩みながら、さまざまな学びを得ていきます。
 
たとえば、息子さんがインラインスケートやスキー上級コースにまで上達するのをみて、「できないこと」ではなく「できること」に目を向けていく大切さに気づきました。
 
それが、やがて就労に対する考え方につながっていきます。
 
「仕事に人をあわせるのではなく、人に仕事をあわせることはできないか」と考えるようになりました。これは、障害のあるなしにかかわらず言えることだと考えるようにもなりました。
 
「子どもは育ての親」ということをある人から聞いたことがあります。「支援する、される」という関係を超えることができたときに、子どもに育てられていると実感できるのではないでしょうか。今回もとてもいい連載でした。

 
 

 

トビラコ店主

 

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