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2021.09.11

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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発達に課題のある子が、保育園や幼稚園で増えてきたという声は、かなり前からありました。
 
保育士さんたちも、発達支援に関心を持ってくれるようになったのはいいことだと思います。でも、関心の持ち方が発達障害の可能性のある子を「見つけ出す」「見つけ出して、何がなんでも診断をさせる」だけに終わらないでほしいなとも思います。
 
たとえば、集団行動についていけない、ダンスの動きが他の子と同じようにできない、といったときに園ではどのように配慮しているのかも伝えてほしいと思います。
 
集団行動についていけないというときに、思い出すことがあります。
 
「プレーパーク」(特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会)という子どもの遊び場をづくりをしている人たちに、取材したときに聞いた話です。
 
プレーパークは、「子どもが自分の責任で自由に遊ぶ」ために、広い公園などの一角につくられています。
 
そこには、プレーリーダーと呼ばれる大人が子どもたちを見守ったり、ときには子どもと遊んだりします。子どもが自分の好きなことをして遊べる環境を作っているのが、プレーリーダーというわけです。
 
プレーリーダーの中には、前職が保育士さんや幼稚園教諭という人たちもいます。職場をやめた理由を聞いてみると、園のカリキュラムにありました。
 
「子どもたちが息つくまもないくらい、次から次へとカリキュラムをこなしていかなくてはならいんです。やらされてばかりで、いいのかな。そんな疑問があって(幼稚園を)やめました」
 
異口同音に、こうした話を聞きました。もう10年近くまえです。
今も、幼稚園はそう変わらないかもしれませんね。
 
発達に課題にある子の保育(教育)をする場合は、カリキュラムがほんとうにその子にあっているのかどうかを見極めることも大事だと思うのです。
 
その子にとって課題が難しすぎないか、無理のあるスケジュールを組んでいないか。園を巡回している、特別支援学校の先生は、そんなアドバイスをするそうです。
 
もし、来年保育園や幼稚園を選ぶ際には、園のカリキュラムが忙しすぎないかどうか、配慮をどの程度してくれるのもチェックポイントになるかもしれません。
 
 
 

 

トビラコ店主

 

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