お知らせ一覧

2021.09.16

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

——————————–

 

片づけができなくて、どんどん部屋がモノに占有されて最終的には床がみえなくってしまう。わが弟の部屋がそれです。
 
いよいよなんとかせねばと思っているようなので、手伝いにいきました。
 
軽度の知的障害、発達障害、こだわりありの弟です。
 
片づけを手伝ってわかったのは、片づけられない理由がちゃんとあるということです。あたりまえといえばあたりまえですが。
 
洋服を例にあげます。
 
●何をどこにしまっていいかがわからなかった。決めてもしまう場所を忘れる。
 
→大きめの付箋にしまうものを書いて、仮の収納場所を決めました。
 
「下着 夏用、冬用」「靴下 夏用、冬用」「シャツ 半袖、長袖」「ズボン 夏用、冬用」「セーター」「マフラー」
 
などと付箋に書き、今の季節に着るものは取り出しやすい場所に、すぐに着ないものは奥にと、試行錯誤しながらしまう場所を決めました。決まったところで、散らかった服をそれぞれのところに収納。仮止めの付箋を、しっかり貼るラベルにする予定。
 
●外出用と普段着の区別があいまいで、どこにしまっていいかがわからなかった。
 
→区別をするのをやめました。話し合った結果、上記の分類だけで十分という結論に。
 

●今着るもの、数ヶ月先に着るものの区別があいまいで、どこにしまっていいかがわからなかった。
 
→2ヶ月先に、この服を着るかどうかを推測し、着ないとなれば奥の引き出しに。
 

●靴下は色別に揃えなければならないというこだわりがあったが、靴下をしまう場所が定まっていないため、保留状態だった。
 
→靴下の収納場所を決めると、色別にわけてしまえるようになった。
 

●捨てるものと、とっておくものの区別がつかなくて、そのままになっていた。
 
薄汚れたものや、やぶれているものはボンボン捨て、私が持ち帰った(まだ着れるかもと、ひっぱり出さなようにするためにも)。
 

これだけで、服の問題はかなりすっきりと解決。ここまでで、ふたりとも疲れ果てて、他は、また次回ということになりました。
でも、「片づけるとすっきりとする」感覚を持てたことが、次回に繋がるように思いました。
 
そういえば、片づけの女神コンマリさんこと近藤麻理恵さんも、最初に片づけるべきは洋服と著書で述べていたことを思い出しました。偶然ですが、この順序でよかったのです。
 

片づけは、一緒に片づけることが大事で、その際にはあくまで、その部屋の住人が主導権を握ることだと思いました。手伝う側は、なぜ、片付づけられないのか、どうしたらいいのかを考えて、「こうしてみてはどうかな?」というアイディアを出すに留めておくのがいいとも思いましたね。
 
床が見えて、通り道ができたので、「お姉ちゃんのおかげです」と感謝されて、姉としては内心「作戦成功」の気分でした。

 
 
 

 

トビラコ店主

 

********************************

ウェブサイト以外でも発信しています。

【お知らせ】
ソトコト』7月号の特集「ウエルビーイング入門」でtobiracoが取り上げられました。
 
PriPriパレット』(世界文化社)にトビラコ店主の「ちょっとためしてみませんか!」連載中

Facebookはこちらから(日々、なんか発信しています)

LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。

友だち追加

*******************************