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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ゆっくり、はっきり、繰り返す。
親の話が耳に届かない子がいることを、ベテランの言語聴覚士さんから聞きました。
聞いていないというよりも、聞き取れていないのだそうです。
だから、そういう子には、ゆっくり、はっきり、繰り返して話すようにするといいそうです。
「洋服着替えて、お風呂に入りなさい」
といわれたとして、「お風呂」という言葉が聞き取れていないと、お風呂に入るという行動に移せません。
「洋服着替えてお風呂にはいりなさい」という言葉が、なんの区切りもないと、聞き取りにくくなってしまいます。
なので、意識的して「洋服を/着替えて/お風呂に/入りなさい」(/が区切り)と、ゆっくりと、はっきりと、繰り返すようにするといいそうです。
早口のつもりではなくても、実際には区切りがなくて、一気に言ってしまっていることが多いと、言語聴覚士さんは教えてくれました。
早口や小さな声が聞き取れない症状を「聴覚情報処理障害(APD)」というらしいです。
NHKのおうちで学ぼ! for School ”聞こえているのに聞き取れない”生活改善のヒントは?
に支援のヒントが出てきます。
APDの当事者が作成した自分の「説明書」には、次のようなくだりがありあります。
「話す時はゆっくり、はっきり話してください」「話始める前に手をあげてもらえると、聞き取りやすくなります」
子どもに言葉が届いていないと感じたら、ゆっくり、はっきり、繰り返す。ここに加えて、手を上げるかわりに「お母さんの話、聞いてね」や「ちょっといいかな」という前置きがあってもいいように思います。子どもが「聞く」態勢になっているかどうか、この確認が意外とできていない場合もあるように思います。
文章を読むときに、一切の句読点がなかったり、どこからが話の本題に入るのかがわからないと、理解しづらくなります。文章なら、わからないところを繰り返し読むことができます。でも、言葉は目に見えないので、発する側が注意する必要にありますよね。
トビラコ店主
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