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2021.12.05

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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専門家にわが子が受けている指導を目の当たりにすると、目から鱗のことがあります。

言語聴覚士の石上志保さんの相談室にお子さんと通った中村杏子さんもその一人

お子さんの発語が遅いことを心配した中村さんは、たくさん話しかけて、一生懸命に言葉を教えていました。例えば、ボールを指差して「ボールだよ、ボール」というように。

でも、これで息子さんが言葉に興味を持ったり、話せるようになったりはしませんでした。

石上さんの相談室では、中村さんがしていたように、「たくさん話しかける」「これがボール(名詞だけ連呼)」というような教え方はしていませんでした。

むしろ、それは避けるべきことだったのです。

大事にすべきは、息子さんの興味がどこに向いているか、そしてその興味に沿って話しかけることでした。話しかけるといっても、言葉のシャワーを浴びせるのではなく、息子さんが聞き取りやすい音で、楽しめること。

「ボール、コロコロ、ポーン」とボールを投げて、ボールに興味が向いたら、その延長で「コロコロ、ポーン」と話しかける。聞きやすい音、まねしやすい音を耳にしているうちに、言葉の回路が少しずつ開いていくようです。

言葉を覚えてほしいという気持ちが前のめりになると、どうしても「教える」「覚えさせる」「言葉のシャワーを一方的に浴びせる」となってしまいます。

本当に教え上手な人は「覚えさせる」ことをしません。一見すると教えているようには見えず、子どもと楽しそうに遊んでいたりします。だから、教え上手の人に向かって「ただ、遊んでいるだけなんですね」ということを言ってしまう人もいます。

でも、中村さんは、そうは思わずに、息子の興味に沿っていなかった自分に気づきます。専門家の指導が意図していることに「気づける」か、そこも大事ですよね。

 
 

 

トビラコ店主

 

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