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宿題を減らしてほしいという発達障害の子の親への信じられない回答。
ネット向けの見出しにしてしまいましたが、ほんとうに残念でならない内容でした。回答をひとことで言うと、減らすことはできないし、他の子との公平性を保てなくなるというものでした。
回答者は担任の経験が長い大学の先生だそうです。掲載しているメディアが教育者向けということころも残念です。
このようなことを、大学で教員志望の生徒に教えているのかと思うと暗澹なる気持ちになってしまいます。
「発達障害の子の宿題を減らしてほしい」という保護者の要望はクレームではありません。子ども特性に応じた配慮を求めているのです。
学校は、障害のある子に対しては「合理的配慮」を行うことが義務付けられています。これに応じてもらえない場合、引き下がることありません。子どもが学校や勉強嫌いになってしまいます。
方法としては、特性を担任にわかってもらって話し合うというのもひとつかもしれません。これができるのが一番いいと思います。私の知り合いのお子さんは書くことに困難を抱えていたため、宿題はパソコンを使うことで先生と合意しました。
どういう方法なら、宿題をこなせるのか、また量はどうなのか。このあたりを話し合える先生だといいんですが。
もし、それでも頑として、他の子との「公平性」を理由に特性に応じた方法を認めてくれないならなら、仕方ない。校長先生に相談する手もあります。それでもダメなら、教育委員会に相談というのが最終的な手段です。
でも、できれば担任と話し合って折り合いをつけたいところですよね。学習の機会は、どの子にもそれこそ公平に与えられるべきであって、そのための合理的配慮です。
追記:あのあと、批判が殺到してみたいです。記事の内容がだいぶ変えられていました。ただ、根本的なスタンスは変わっていないように思いました。「家庭だと甘えが出る」というところもそのまま。甘えてもいいと思います。家庭が学校のように厳しかったら、子どもはどこで息を抜くことができるのでしょうか。
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