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2021.12.13

トビラコへ、ようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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読み書きというのは、人間の神経系を総動員した結果だそうです。
 
脳のいろいろな領域を使っているわけで、もし脳の働きのどこかに何らかの不具合があると読み書きにも支障がでてきます。
 
先日参加した、作業療法士の高畑脩平さんのセミナーの受け売りですが、納得することがすごく多かったです。
 
セミナーでは、それを実証するかのような映像が紹介されました。「読み」に困難がある子がスクーターを漕ぎながら、ビュンビュンと走ったあとに文章を読んでもらうと、スラスラ読めるようになっているのです。驚きました。
 
その子の文字を追う視線の軌跡を調べてみると運動の前と後では全然違っています。運動前にあちこち泳いでいた視線が、運動したあとはではちゃんと文字を追って読めるようになっていました。これ、全国の学校の先生に知ってほしいなあと思った次第。
 
これを見て、知り合いの学習支援の先生の話を思い出しました。
 
読み書きに困難がある子に、療育用のスイングブランコ(細長いブランコ)で30分運動をしてもらうと、漢字の学習がとてもスムーズだというのです。
 
これ、ひとことでいうと、脳にエンジンがかかるということだと思います。
 
もちろん読み書き困難な全部の子に当てはまるわけではありません。でも、読み書きが苦手だからといって、読み書きの練習だけしていてもうまくはいかないということです。
 
うまくいかないどころか、逆効果。原因が別のところにあるのに、ひたすら読み書きの練習をさせて「できない」経験をしてしまうと、自分の努力不足と思い込んでしまいます。
 
トランポリンとか、縄跳びとかでもいいのかもしれません。「読みの学習の前に運動」。試してみる価値があるのではないでしょうか。
 

高畑脩平さんの本は、『みんなでつなぐ読み書き支援プログラム フローチャートで分析、子どもに応じた オーダーメイドの支援
(高畑 脩平 (著), 奥津 光佳 (著), 萩原 広道 (著), 特定非営利活動法人はびりす (著), 井川 典克 (監修) クリエイツかもがわ)がおすすめです。家庭でできることがいくつも書かれていますよ。

 
 

 

トビラコ店主

 

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