トビラコへ、ようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
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トーキングゲームは、専門的には「傾聴と自己開示」のための教材でもあります。もちろん、楽しく遊んでいただくのが一番ですが、教師が開発したからには教材の狙いというものがあって、それについてお話します。
いちいち解説するのは野暮なんですが、質問カードは思いつきでつくられているわけではありません。
以下の写真のようにいくつかの方向にそってつくられています。
質問に答えるだけではなく、答えたくない質問には「PASS」カードをだして、「答えたくない」という意思表示することもできます。とても大事なことではないでしょうか。
だれでも、答えたくないことはあります。触れられたくないこともあります。そんなときは「答えたくありません」という選択肢があることを知っておくといいですよね。もちろん、リアルな生活でも。
「PASS」カードを出した子に、「なんで、答えたくないの」という質問はご法度です。あたりまえです。
次に、これも大事ではないかと思うのが「アサーション」です。アサーションとは、自分も相手も大事にするという考え方です。写真では例として
夢中で読んでいる本を「貸して」と友達にいわれたら、何て言う?
という質問カードが挙げられています。
正解はありません。でも、いろいろな答え方があると思います。
一番妥当なのは「読み終わったら貸すね」だと思いますが、友達との関係にもよりますよね。自分が読みたいという気持ちと相手も読みたいという気持ち、どちらも大事にするにはどうしたらいいのかを考えるわけです。
アサーションは、アメリカの心理学者(だったと思いますが)が提唱して、日本でも広がりをみせていますが、まだまだ知られていないように思います。本当は学校でも「アサーション」を教えてほしいと思いますけどね。トーキングゲームを楽しみながら、自分ならどうするだろうということを考える練習にもなります。
トーキングゲームには、相変わらず、お問い合わせやご購入いただく方が多いので、ちょこっとこちらで真面目に解説させていただきました。
トビラコ店主
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