～店先で、ちょこっとおしゃべり～

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。

 

男の子の方が自閉スペクトラム症が多いと言われますが、実際のところはわからないそうです。
 
というのも、女の子はまわりの空気に合わせてしまうため自閉スペクトラム症の「発見」が遅れることが多いそうです。結婚してから診断がつくことは珍しくないとか。
 
まわりに合わせるとは、たとえばわかりやすい例をあげるとこうです。

女子の間で、ピンクや豹柄の持ち物が流行ると自分は好きでもないのに合わせてしまう。本当は機関車トーマスが好きだけど、それは言えない。まわりに合わせることが強要されるから。空気を読めないどころか読みすぎてしまうのです。
 
そんなことが積み重なると、本当は自分が何が好きなのかがわからなくなって、「自分らしく」生きることができなくなってしまいます。
 
そして思春期になった時に、メンタルケアが必要になるケースが出てくるそうです。
 
自閉スペクトラム症は、男の子の方が多いわけではなく、女の子はまわりに「過剰適応」してしまうために目立たないだけです。過剰適当とは「カモフラージュ」です。
 
ではどうしたらいいのでしょうか。
 
カモフラージュせずに、自分の好きなことを遠慮なく話せる場があるといいですよね。同じような趣味趣向のある人たちの集まりに参加できれば、イキイキとしていられるのではないでしょうか。
 
自分を取り戻す場や時間が自閉スペクトラム症女子には必須です。
 
『続・発達障害のある女の子・女性の支援　自分らしさとカモフラージュの狭間を生きる』（川上ちひろ・木谷秀勝編著　金子書房）の著者、木谷秀勝さんは、早くから女子の自閉スペクトラム症に着目し支援し続けています。興味のある方におすすめの本です。

 

 
 

トビラコ店主

 

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