~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
特別支援学校の先生を、ある放課後等デイサービス(放デイ)にご案内したところ、真っ先に目に留めたのが天井の照明でした。5年前の話です。
放デイの天井を見上げて、先生は感心しながらこうおっしゃいました。
「ああ、照明をカバーして眩しくないようにしているんだ」
今なら、それが何を意味するかがよくわかります。当時はそれほど重要と考えていませんでした。
確かに、その放デイはピカピカに明るい部屋ではなく、寝室よりもちょっと明るい程度でした。もちろん、読書したり勉強したりするのに差し支えない程度ではあります。なんというか、居心地の良い明るさ(暗さ?)です。
感覚過敏の子のなかには、光が眩してく疲れてしまう子は少なくありません。特別支援学校の先生は、そのことをよく知っていたのです。
その日は、放デイの職員たちと先生を囲んで飲み会をしました。いろいろと話したのですが、何を話したのかは忘れてしまいました。でも、天井を真っ先に見上げての先生の感想はよく覚えています。先生は、まず天井の照明で、その放デイの質の高さを見抜いたのだと思います。
その後、この放デイとは長くおつきあいをさせていただくことになり、いかに質の高い支援をしているかを知るようになりました。
放デイの作りで重要なことはただひとつ。「子ども本位」であるかどうかです。
大人から見ておしゃれな作りが子どもには疲れる場合もあります。たとえば、真っ白な壁にカラフルな板が貼り付けられているようなブティック風の部屋。シャンデリアかと思うくらいのオッシャレな照明。光の反射を眩しく感じる子にとって、真っ白な壁とコントラストの強い色や、キラキラ反射する光は、そこにいるだけで疲れてしまいます。
大人の自己満足(自己顕示欲とまでは言いませんが)だけで、おしゃれな作りにしている放デイは、それだけで支援の質の程度がわかってしまいます。
子ども本位に作られているかどうか。感覚過敏の子が本当にくつろげる光や色合いであるかどうか。この点も放デイを見る時のポイントになりますよね。
トビラコ店主
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