~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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『障害者支援もやもや日記』(松本孝夫著 三五館)は、それまで障害者福祉とは全く無縁の世界にいた人が、生計を立てるためにグループホームで働いた話です。
障害のある人に接したこともない著者ですが、支援の本質が垣間見える場面がいくつもあってとても面白い本です。
例えば、「紙フェチ」の利用者が無料の情報誌を山のように持ち帰るためコンビニからクレームきた話。困った著者は、一計を案じます。「〇〇(利用者の名)さん、このコンビニは情報誌が1冊だと無料なんだよ」と言います。すると〇〇さんは1冊だけ持ち帰るようになりました。
「〜するのはダメ」ではなく「〜するといいよ」という言い方だと聞いてもらえるのではないかという著者のアイデアが功を奏したのです。
「こうするのはダメ」ではなく、「こうするといいよ」。否定ではなく、肯定で話すのは支援の基本です。著者は、誰に教わったわけでもなく、利用者を見てそう思いつきます。こんなふうな言い方をされるとどう感じるだろうという想像力から生まれた支援なのでしょうね。
特別支援学校の先生から、「その子の実態に応じた支援を」ということを何度ということなく聞きました。本書の著者は「利用者の実態」に応じた支援を飄々としてやってのけているのでした。
グループホームのリアルを知りたい方にもおすすめの本です。
トビラコ店主
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