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この記事、知的障害の中でも中程度から重度の子を持つ親にとって切実な問題だと思います。
わずかな隙に失踪…支援なき知的障害者の家族 安全か自由か「正解」見つからず
私の弟と妹は知的障害ですが、弟は軽度、妹は重度です。「わすかな隙に失踪」することがあったのは妹。
「失踪」したのは、妹がまだ6歳くらいの頃だったと思います。家から突然いなくなりました。
いつもは閉めていた玄関のドアの鍵がかかっておらず、妹は自分からドアを開けて外に出て行ってしまいました。どこを探しても妹の姿は見当たらず、青ざめた母は、近くの交番に駆け込みました。まだ遠くには行っていないはずとのことで、お巡りさんとパトカーに乗って街中を探しましたが、見つかりません。
パトカーに乗っている母は生きた心地がしなかったと思います。
そのうちパトカーに、妹らしき女の子が無事保護されて交番にいるという連絡が入りました。交番に戻ってみると、果たして妹でした。
妹が地下鉄のホームにいるところを不審に思った親切な男性が、駅員さんのところへ連れて行ってくれました。何を聞いても答えない(答えられない)妹を、駅員さんは交番に送り届けてくれたのでした。
何を聞いても返事がないので、交番のお巡りさんも困ったのでしょう。女の子だから喜ぶだろうと差し出して口紅を、妹はパクッと口に入れてしまったそうです。いよいよおかしいと思い、もしやとパトカーのお巡りさんに連絡したのだと思います。
妹が、ホームで親切な男性に出会わなければ、そのまま地下鉄に乗っていたかもしれません。そう思うと今でもゾッとします。
大人になった妹は失踪ということはなく、むしろ出かける時には私の手をしっかりと握ってくれます。
幼児のうちは手を離すな、学童期は目を離すな、思春期は心を離すなとよく言われます。どこかへ行ってしまう可能性のある知的障害の子は、手を離すなの「幼児期」が長く続くと思っていたほうが良さそうです。体は大きくても、まだまだ「手を離すな」期なのだと思います。
とはいえ、一瞬目を離す「わすかな隙」は防ぎようがありません。予防策としては、住所氏名連絡先が書かれたヘルプマークの所持は必須です。妹の場合、まだヘルプマークのなかった時代でした。
トビラコ店主
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