~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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感覚過敏の中でもあまり知られていないのが「触覚過敏」のひとつ「触覚防衛反応」ではないでしょうか。
触覚防衛反応とは、触れられることに極端に反応する特性です。
例えば、手を繋ぐのを嫌がる子、抱っこすると嫌がって反り返ったりするのは触覚防衛反応の典型的な例です。
親としては、子どもから嫌われているように思えて悲しくなってしまうかもしれません。 子どもが可愛く思えなくなって虐待の引き金になることもあるのかもしれません。
触られることに極端に反応してしまうため、突然、触れられただけで叩き返してしまう子もいます。極周囲からは乱暴な子として見られてしまいます。
触覚防衛反応はその子の性格とは全く関係がないのに、 性格と結びつけられやすい特性です。
同じ感覚過敏でも、まぶしい光が苦手な「視覚過敏」や匂いや感触が苦手で食べられない「味覚過敏」の特性は比較的理解が進んできました。
でも、触られることに極端に反応する「触覚防衛反応」は性格と結びつけられやすく、誤解を受けやすい特性です。
感覚過敏や触覚防衛反応については、作業療法士の木村順さんがとても詳しく、著書もたくさんあります。一番詳しく深く書かれているのは『育てにくい子にはわけがある』(木村順著 大月書店 2006)。 大変興味深い内容です。
ただ、 触覚防衛反応の子は触られることが全くダメというわけではなく、触られ方次第ではその子に安心感を与えるようです。
木村順先生が率いる発達障害の支援組織で「宇佐川研」が発信する以下のツイートを見つけました。
『ここち良い触れ方』
ほんの少しの触れ方の工夫で、感覚に過敏さの強い子であっても気持ちよいなと感じられます。指先ちょんちょんはNG。広い面で均一に圧がかかるように、さらにしっかり触れると心地良く感じられます。心地良い触れ方が触覚過敏の改善へとつながります。肩の力を抜いて触れてね。 pic.twitter.com/CeHhKO1Y9G
— 宇佐川研(発達障害臨床研究会) (@usagawaken) May 23, 2023
理解が進まない、それゆえに本人も孤立してしまう「触覚防衛反応」。 機会を見つけては私が見聞きしたことをお伝えするようにしています。
トビラコ店主
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