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2023.07.16

トビラコへ、ようこそ。

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

 
支援には柔軟な発想が必要なんだ、と教えてくれたのが特別支援学校の先生です。
 
こんなエピソードを聞きました。
 
受け持っていた知的障害のクラスの子たちを、プールに連れて行った帰りです。近所のお肉屋さんでコロッケを買って食べるのが、みんなの楽しみでした。
 
熱々のコロッケにソースをかけて、袋に入れて「はい、どうぞ」とお店の人が子どもたちに渡します。子どもたちの美味しそうに食べている姿をお店の人はニコニコして眺めていたそうです。
 
あるとき、先生がお店の人に「ソースをかけないで渡してほしい」と言いました。
 
え、だって、ソースをかけてもらうのを嬉しそうにして子どもたちは食べているのに、なぜソースをかけてはダメなの?
 
そんなふうにお店の人は思って、先生に聞きました。
 
すると、先生は「子どもたちが、自分でソースかけてください」と言えるようになってほしいから、と答えたのでした。
 
「あ、先生、善意の意地悪だね」とお店の人が言うと、先生は膝を打って「そうそう、それ、善意の意地悪。うまいこと言うね」とすっかり感心してしまいました。
 
そして、次からお店の人は、わざとソースをかけずにコロッケを子どもたちに渡しました。渡されたコロッケを見て黙って立っている子が何人かいる中で、「おばさん、ソースかけてください」と言う子どももいました。お店の人は「はい、ソースかけるね」とソースをかけて渡しました。それを見ていた子どもたちが、「僕も、ソースかけてください」と言ったそうです。
 
「善意の意地悪」が、功を奏しました。何かしてほしいときには、自分から「〇〇してください」と言うことを、子どもたちは学んだわけです。
 
この先生は、「トーキングゲーム」を考案した安部博志(当時筑波大附属大塚特別支援学校)先生です。
 
安部先生のすごいところは、子どもが自発的に言えるようにしただけではなく、地域の人も巻き込んでいるところです。
 
「善意の意地悪」をしたお店の人も一緒に、子どもを育てている気持ちになれますよね。こういう柔軟な発想が子どもたちを育てるのだと思います。
 
放デイでも、地域とのつながりを大切にしている支援員さんは、力のある人が多いですね。おそらく、子どもは地域で育つことをよく知っているからだと思います。

 
 

トビラコ店主

 

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小学館子育てサイトHugKumでtobiracoの商品が紹介されました。

発達障害の子を応援する「すごい道具ベスト5」入学前にあると便利!子どもが落ち着いたと口コミも


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