トビラコへ、ようこそ。
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
「体験格差」が問題になっていて、そのベースにあるのは経済格差だというのです。
ここで言われる「体験」というのは、おそらく家族旅行であったり、キャンプであったり、どこかに出かけることではないでしょうか。だとしたら、「体験」というものをすごく表面的に見ているような気がするのです。
「体験格差」という言葉に強く反応して子どもをどこかに連れて行かなければと思うのは、ちょっと待ってと言いたいです。
ものすごく乱暴に言ってしまうと、生活することそのものが体験ではないでしょうか。
みんなが同じ体験をしなくても良いわけで、家庭によって違うのが、その子ならではの体験です。
商売をしている子が、自分の店の手伝いをするのも体験。妹を連れて神社にラジオ体操にいくのも体験。大きなスイカを買ってきて切るのも体験。図書館で本読むのも体験。
お金を使ってどこかに連れていくだけが体験ではありません。
今一緒に仕事しているイラストレーターの方が、夏は忙しくて子どもをどこにも連れて行けないと嘆いていました。でも、お子さんは親の隣で、猫の絵を描き続けているそうです。
この子は、大人になって夏休みを振り替えったとき、父親との会話、父親の隣で猫の絵を描いていたことを思い出すでしょう。これこそがが、この子にしかできなかった体験です。
親にどこかに連れて行ってもらった子が幸せで、連れて行ってもらえない子が可哀想というのは、あまりに短絡的な気がして一言言いたくなりました。
さらに加えると、子どもにいつも何かをさせるのでなく、退屈な時間も必要ですよね。死にたくなるほどの退屈って、おそらく今の子はしていないのではないでしょうか。退屈するのがまるで悪いことのように思われています。「退屈だから(自分から)何かしよう(させられるのではなく)」を大切に。
トビラコ店主
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小学館子育てサイトHugKumでtobiracoのコミュニケーションゲームが記事になりました。
筑波大学附属特別支援学校の先生に聞いた!発達障害の子どもたちにコミュニケーションカードゲームが有効な理由
【発達障害を応援する道具】特別支援学校の先生が開発!緊張や不安の強い子の気持ちをほぐし、引き出すコミュニケーションゲームの魅力
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