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ほめる&叱る特集は、子育て雑誌の定番です。
定番であると同時に、雑誌の売れ行きが今ひとつの時に必ずやる特集でもあります。
親たちの関心ごとのひとつで、ある程度の部数が見込めるからです。
私も子育て雑誌編集者時代に「ほめる&叱る」(通称:ほめしか)特集は何度もやりました。
結論から言うと、マニュアルはないのではないかなと思います。自分が心からそう思っていなければ、言い方を変えたところで伝わりません。伝わると思っているとしたら、子どもを軽く見ている気がします。子どもは、大人の魂胆は見抜きますからね。
私が、取材したなかで、印象に残っているのは、柴田愛子さんの話です。柴田さんは、りんごの木という自主保育の場を作った、自主保育の先駆けのような人です。今でもご活躍。
柴田さんは、「親の気持ちをそのまま伝えればいいのよ。言葉がなくても笑顔になるだけでもいいのよ」と語ります。
例えば、雨が降ってきたので、急いで家に帰ったら、洗濯物を子どもが取り入れてくれたとします。
お母さんが最初に思ったのは「ああ、助かった」です。
でも、洗濯物がソファーや床にぐちゃっと積み上げられていると、そのことでつい文句を言ってしまう。でも、最初に思ったのは「ああ、助かった」だったはず。その気持ちをそのまま伝えればいいわけです。
「助かった」と言われると、子どもは自分が役立ったことをほこりに思えます。
これが、「え〜と、こういうときにほめるのは、どんな言葉がいいんだっけ?」みたいになってしまうと、親の「助かった」という気持ちが伝わらなくなってしまいます。
ほめ方を言葉だけで捉えているだけだと、本質は伝わらないと思います。
ほめるというのは、「あなたがいてくれてよかった」であり「あなたがしてくれたことが、私はうれしい」ではないでしょうか。言い方をいくら変えたところで、それは小手先の問題。
ほめるは、子どもの問題というよりは、受け止める自分自身の感性の問題ではないでしょうか。
まして、子どもを自分の思い通りに動かそうとするためのものではないはずです。
トビラコ店主
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