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2023.08.27

トビラコへ、ようこそ。

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

 

「療育」と「訓練」は似て非なるものです。
 
療育を「丁寧に配慮された子育て」と言語聴覚士の中川信子さんは定義づけます。これより、うまい定義は今のところ見あたりません。オーダーメイドの支援でもあるわけです。
 

中川さんによると療育のプログラムは「ちょっと頑張ればできる」くらいがちょうどいいそうです。失敗の多い子が達成感を得ることができます。自信にもなります。この子がちょっと頑張って」できるようものは何か見極めるのが、支援者の力です。
 
よく療育の教材、無料ダウンロードという広告を見かけることがありますが、ちょっと違和感があります。学習塾ではないので、その子に合ったプログラムが必要なわけです。
 
知り合いの放デイは、その子に合った市販のドリルを活用しています。必要なのは、無料でダウンロードできるそれらしい教材ではなく、その子が「できた」と思える教材なら市販のものでいいわけです。
 
余談ですが、無料ダウンロードを提供する側の目的は見込み顧客の情報収集です。このことは知っておいていいと思います。無料で教材提供するから、あなたの情報をくださいね、というわけです。
 
放課後等デイサービスは、学習塾でもなければ習い事の教室でもありません。療育の場です。オーダーメイドの支援が行われる場であるはずです。
 
「訓練」とは、やはり違いますよね。
 
訓練はその子に合わせるのではなく、設定した目標にその子を向かわせます。
 
こんな話を聞いたことがあります。
 
トイレのジェットタオルの音が怖くて、トイレに入ることができない子を「訓練」と称してジェットタオルの音に「慣れさせる」療育施設がありました。母親は、怖がる息子を見て施設のやり方に疑問を感じてをやめまさせました。
でも、なんのことはない、その子はティーンエイジャーになってからジェットタオルはなんということなく使えるようになったそうです。大丈夫になる年齢が来たということです。訓練は全くの無駄で、息子さんに嫌な思いをさせるだけでした。
 
訓練は子どもに寄り添うことをしません。療育は子どもに寄り添います。療育なら、ジェットタオルが使えないならトイレに入る時にはイヤーマフをすすめるでしょう。私も、ジェットタオルを怖がるお子さんの親御さんから、相談されてイヤーマフをすすめたことがあります。イヤーマフラーをするとジェットタオルが使えるようになったそうです。
 
訓練をはき違えている療育の施設があるかと思い、ここに書き記しました。療育施設を選ぶときの基準にしていただければと思います。

 

 
 

トビラコ店主

 

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