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リレー連載:子どものことばとコミュニケーションを支援するが始まりました。発信しているのは、金子書房というと専門書を扱っている版元です。金子書房は信頼のおける出版社です。中身も、かなり濃いものになりそうで、フォローをおすすめします。
第1回目は、中川信子さんです。
子どものそだちを支える言語聴覚士の世界(言語聴覚士・子どもの発達支援を考えるSTの会代表)
言語聴覚士のことはよく知らなくても、言語聴覚士の中川信子さんを知っている編集者は多いと思います。
私もそのひとり。子育て雑誌編集者時代にお世話になりました。
中川さんの守備範囲は広く、子育て全般、そして特別支援教育全般です。だから、子育て方面の編集者たちは「(困ったときは)中川先生に聞いてみよう」になり、必ず、読者に伝えたい良い話をたくさん持ち帰ることができました。
で、ふと肩書を見ると「言語聴覚士」となっていて、はて、なぜ言語聴覚士さんが、ここまで広範囲にわたって、いろいろなお話をしてくださるのだろうか。そもそも言語聴覚士って? と遡って言語聴覚士を知りました。
この辺りを中川さんにお聞きすると、言葉の発達で子どもの発達の課題や遅れを発見することができるからだそうです。
「子どもの発達の課題や遅れ」という視点がベースにあるわけです。だから子育て全般、特別支援教育全般が守備範囲になります。
つまり言語聴覚士の仕事は言葉だけではないということです。ベースは子どもの育ちで、その一環として言葉があるわけです。とりわけ重要なのは「コミュニケーションの課題」です。
noteに書かれているように、コミュニケーションは周囲の人によって大きく変わります。いくら、言葉だけ巧みに話せるようになっても、コミュニケーションそのものに課題を抱えてしまうと、それがそのままその子の育ちの課題となるわけです。
「子どもの育ち全般」という視点がないと、「発音(これも大切とは思いますが)」改善のような、小手先のノウハウに終わってしまいます。
素人の私がいうべきことではないですが、「おさかな」を「おたかな」と言ったとして、大人になっても「おたかな」という人はいません。目くじら立てて治すことではないと思うのです。それよりは、お話しする楽しさ、「おたかな」を見つけて、そばにいる人に伝えたいというコミュニケーションの原点を大事にすべきではないでしょうか。
小手先のノウハウというのは、時代によって変わります。でも、「子どもの育ち」は、時代の流れに左右されません。この点を、わかっている言語聴覚士さんは長く活躍されていますよね。
トビラコ店主
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