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2023.10.02

トビラコへ、ようこそ。

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

 

生活スキルを小さいうちから身につけておくと、大人になったときに暮らしやすくなります。とても地味な提案なので口にする人があまりいないため、あえて口にします。
 
軽度知的障害&発達障害の弟をみていて、そう思います。
 
弟は自分の着たものを自分で洗濯して干します。それは良いとして、問題は干し方です。
 
どうやったら、こんなふうに干せるんだろうというくらいにいい加減です。
 
例えば、普通、ズボンは股下を左右に少し広げて竿にかけて洗濯バサミで留めるか、大きなピンチつきにハンガーを使ってピンチで留めてハンガーを竿にかけると思います。あるいは、ピンチがたくさんついた物干しを使う方法もあります。ウエストの円周に沿ってピンチを留めると風通しよく乾きも早くなります。
 
風通しよく、そしてシワにならないように干すのが干すスキルです。
 
ところが、弟の場合、上のどの方法も採用せず、ズボンの丈が重なり合ったまま物干しにひょいとかけているだけなのです。洗濯ハサミ使わず、です。大きめのベランダなので落ちたとしてもベランダの床で問題はないわけですが、それにしても、です。
 
ズボンは乾きづらく、乾いてもくちゃくちゃです。
 
とても些細なことですが、日常生活はこうした些細なことの積み重ねであり、生活スキルは些細なことを難なくこなせるようになることだと思うのです。
 
不器用な弟にとって、指先を使う洗濯バサミはなるべく使いたくない道具だとは思います。でも、小さいうちから使っていると使い慣れるということはあるようです(特別支援学校の先生談)。
 
お手伝いは家族から感謝されるという効用(ありがとうの言葉を忘れずに)もありますが、大人になった時の生活スキルのためという捉え方も大事ではないかと思います。
 
お手伝いを強く推奨している佐藤義竹先生(筑波大学附属大塚特別支援学校)によると、任せっきりにせずに、最初は親子で一緒にやり、徐々にひとりでできるようにするのがよいそうです。
 
ま、弟の場合、洗濯物干しはまだまだ序の口で、生活スキルがないために大変な問題を抱えているのですが、それは別の機会に。

 
 

トビラコ店主

 

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