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2023.11.17

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

教師たちの勉強会は、数限りなくあります。
 
算数教育の世界ではよく知られた団体(名前失念)の特別支援の部門に参加したのは10年以上前、子育て雑誌編集者時代でした。
 
その場で取り仕切っていたリーダー格の先生は、熱意あふれた若い先生でした。
でも、先生たちの実践報告を聞きながら、なんとなく違和感を覚え、それを口にしたところ、とても冷たい目で見られました。
 
違和感とは、教えていることが、とても抽象的に思えたからです。
 
「知的障害の子に勉強は不要、大事なのは生活力」
 
と言われていた時代があります。「勉強は不要」は言い過ぎです。だからこそ若い先生たちは知的障害のある子どもたちに数の概念を教えていたのだと思います。
 
でも、私には、それがどのように役立つかがわからずに質問したところ、その場が凍りついてしまいました。苦い思い出です。
 
「志の高い」先生たちの活動の甲斐あってか、特別支援教育の勉強は充実してきたように思います。では、生活力をつけなくていいのかというと、そんなことはありません。
 
社会に出た時に、身の回りのこと(掃除、洗濯、買い物、料理)ができる力、お金の管理、物の管理は絶対に必要です。場合によっては、分数の複雑な計算よりも重要になってきます。
 
身の回りのことが苦もなく、あたり前のようにできるためにはある程度の年月が必要です。
 
「知的障害の子には(その子の理解力にあった)勉強と、(その子が段階的に身につけられる)生活力」。このどちらも必要ではないでしょうか。で、家庭では、主に生活方面のことを意識的に教えるようにすることがその子の将来に役立ちますよね。
 
全くの余談ですが、くだんの算数の分科会。教師の手作り教材の中にフェルトで作られた超有名な日本の漫画のキャラクターが1体5000円で売られていました。無料ならまだ許されるかもしれません。でも、著作権者に無断で使用して利益を得るのはあきらかに違法であり、著作権侵害です。10センチ程度の小さなキャラクターなので、夜鍋仕事でいくつもできてしまいます。20体販売すれば、10万円です。おそらくそれ以上の数はあったでしょう。教師であっても、いや教師だからこそ「これって、違法かもしれない」という感覚は持っていてほしい。法律もまた生活者として身につけておくべきものではないかと思った次第。
 
そもそも、知的障害者は法的にアウトなことを知らなかったり、騙されたりすることもあります。違法なことや詐欺の手口を教えるのも、また必要ではないでしょうか。その子が社会に出た時のことをイメージしてこその教育だと思うのです。

 

 

 
 

トビラコ店主

 

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発達障害のこのためのアロマ活用セミナー&ワークショップ
11/30(木)10:00~12:00
東京・亀有
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小学館子育てサイトHugKumでtobiracoのコミュニケーションゲームが記事になりました。

筑波大学附属特別支援学校の先生に聞いた!発達障害の子どもたちにコミュニケーションカードゲームが有効な理由 
 
【発達障害を応援する道具】特別支援学校の先生が開発!緊張や不安の強い子の気持ちをほぐし、引き出すコミュニケーションゲームの魅力 
 
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