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変わらなければならないのは、むしろ「通常学級」。
インクルーシブ教育を噛み砕いて、つきつめていくと、ひとりひとりにあった教え方(学び方)になると、『発達教育』(2023.11 発達協会)の特集で知りました。
ところが、インクルーシブ教育といえば特別支援教育というイメージがあまりに強くて、インクルーシブ教育の本質が伝わっていないのが日本の現状です。私自身、インクルーシブ=だれも排除しない=障害のある子を排除しないと思っていました。
インクルーシブ教育のユネスコの定義を見ると次のように書かれています。
1)インクルーシブ教育の対象は障害のある子どものみではなく、すべての子どもである。
2)子どもを既存の教育システムに合わせるのではなく、教育システム自体を子どもの多様性に合わせて変えていく。
3)多様なニーズに対応できるより良い方法を模索し続ける。
サマランカ宣言より
(『インクルーシブ教育ってどんな教育?』青山新吾著 学時出版2006)
ということで、すべての子どもが対象となり、そして教育システム自体を子どもの多様性に合わせるのがインクルーシブ教育なのです。
読み書きの覚え方ひとつとっても、繰り返しの練習で身につく子もいれば、別の方法で学ぶ方が身につく子もいます。つまり、いろいろな子がいるなかで同じペースで同じように学ばせる「一斉授業」は、インクルーシブ教育の理念に反しているわけです。
特別支援教学校や特別支援教育の方が、むしろひとりひとりの子に合わせた教え方をしています。
だから、冒頭に戻りますが、変わらなければならないのは、どの子にも同じ教え方をしている「通常学級」なのです。大学の教職課程で「特別支援教」の単位が必要になってきたのも、インクルーシブ教育を日本も目指しているからだと思います。
通常級の教師になりたいのに、なぜ特別支援教育を?と言っている人は、インクルーシブ教育の本質がわかっていないといえます。
余談ですが、特別支援学校や学級で教え方のうまい先生は、通常学級でもいい授業をするのはよく知られていること。一人ひとりの子に合わせた教え方ができるからなんですね。特別支援教育の先生の教え方があまりにうまくて、通常級の子が通いたがるという先生を知っています。
この先生の話は、いずれまた。
トビラコ店主
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