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2023.11.25

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 
発達性協調運動障害(DCD=Developmental Motor Coordination Disorder)のセミナーで、登壇者の古荘純一先生(小児科医)が繰り返し話していたことがいくつかあります。
 
そのうちの最も大事なことはDCDの子が自信をなくすことのないように、です。
 
「できない」ことに対しては工夫が必要。道具を変えるのもひとつ、配慮を学校に申請するのも大事。突き詰めるとこういうことなんですが、そのうちの「道具選び」については、「必ず子どもに聞く」ということを強調していました。
 
最近は、不器用な子でも使いやすい文具が充実してきて、とても喜ばしいことです。ちょっと前は、たとえばコンパスはほとんど種類がなく、鉛筆タイプと芯タイプの2種類で、指でつまんで回すタイプしかありませんでした。でも、今は、握ってくるっと回して使うクルンパスもあります。指先で回すことが苦手な子にはおすすめで、いいコンパスが登場したなと感心していました。
 
ところが、同じDCDでもクルンパスはダメで、むしろ製図用のコンパスが良いという子のお母さんの話を聞きました。製図用のコンパスはある程の重みがあって、針も太くて紙にしっかりと刺さって安定して使えるのが良いそうです。
 
これなんです、古荘先生がおっしゃっていたのは。不器用な子を意識して作られた文具であっても、当事者である子どもが使ってみないと、使い勝手がいいのかそれほどでもないのか、むしろ使いにくいのかわかりません。
 
おそらくですが、微妙な力加減が難しいDCDの子ほどちょっとした違いが自分には合わないとなるのではないでしょうか。
 
なので、いろいろ試してみることが大事ですよね。
 
それにしても、コンパスを使う時期というのはとても短く、社会に出てからは必要とする人以外、使う人はいません。それなのに、「使える」「使えない」が、大きく子どもたちにのしかかってくるわけで、コンパス程度で自信をなくさないでほしいなあと思います。

 

 
 

トビラコ店主

 

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発達障害のこのためのアロマ活用セミナー&ワークショップ
11/30(木)10:00~12:00
東京・亀有
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小学館子育てサイトHugKumでtobiracoのコミュニケーションゲームが記事になりました。

筑波大学附属特別支援学校の先生に聞いた!発達障害の子どもたちにコミュニケーションカードゲームが有効な理由 
 
【発達障害を応援する道具】特別支援学校の先生が開発!緊張や不安の強い子の気持ちをほぐし、引き出すコミュニケーションゲームの魅力 
 
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