~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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入所施設で過ごしている妹が久々に帰宅。コロナ禍、そして施設でのクラスター発生もあり、月に1回、1泊だけという制限付きの帰宅でした。
帰宅して、改めて気づいたことがあります。
それはとても細かいことです。
妹は、食後に飲む薬を水の入ったコップとともに食卓に置いてから食事をします。
薬は施設から持参します。今回は、職員のかたが「朝食後」と「夕食後」と印刷された透明の薬袋を紙にきちんと並べて貼って、妹に持たせてくれました。これなら間違えません。ああ、このやり方はいいなと思いながら、「夕食後」の袋をはがそうとすると、妹がかたくなに拒否。はがした薬の袋を紙にはられていた位置に貼り直したのでした。
しかたなく、予備の薬を飲むことに(予備の分を入れておいてくれたのがありがたかった!)。
なぜ、妹が薬の袋を紙からはがすのを嫌がるのかが、最初はわかりませんでした。でも、あ、そうか、「あるべき状態」(「朝食後」「夕食後」の薬袋が貼られている状態)を崩すことをしたくなかったからだと気づきました。袋に印刷された日付も「夕食後」という文字も読めない妹にとって、薬の袋が2つ紙に貼られたのが「あるべき状態」。それを崩したくはなかったのだと思います。
作家で自閉症の東田直樹さんがXで「パズルが完成してもうれしくないのは、(あるべき状態である)元の位置に戻したという感覚だから」と発信していたのを思い出して、このことに気づいたのでした。
そして「そうしたくない」のには必ず理由があると、改めて思い知った次第。
たまたま、今回は理由がわかりました。でも、理由がわからなくても、「そうしたくない」を表明するのであれば、しない、させないというのがいいのではないでしょうか。後から(場合によっては数ヶ月後、数年後)、ああ、だから「そうしたくない」だったのだと気づくことがありますからね。なので、別の方法(妹の場合は予備の薬)も用意しておくことが大事ですよね。
それにしても、東田さんに感謝です。東田さんは、ご自身、自閉症児者の代弁者という意識で発信してくださっていて、時々助けられています。
トビラコ店主
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