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2017.03.14

特別支援学校の先生たちの勉強会にたまに参加させていただくことがあります。療育の専門家たちと交流しながらの勉強会です。

 
若い熱心な先生、療法士と先生とのつなぎ役をする中堅の先生。ここで学んだことを学校に持ち帰って実践できたら、学校の特別支援教育も随分変わると思うのです。が、ここでひとつ問題があります。学校で新しい実践を取り入れるには、校長先生に理解してもらわなくてはなりません。

 
理解のある校長ならいいです。でも、定年まであと数年、このまま何もせずに終わりたい(そうすれば問題も起きない)と考えている校長だと説得するのが大変だろうと思います。どうしたらいいのかなと考えました。こんなアイデアはどうでしょうか。その先生の考えに賛同している保護者なら、そのことを校長先生に手紙などで伝える方法です。

 
「○○先生(担任、担当)の指導にはいつも助かっています。○○先生はとてもよく勉強していらっしゃるので、うちの子も喜んで学校に行っています。○○先生の指導は校長先生の理解あってこそだと思います。これからもよろしくお願いします」というような内容です。○○先生にとってもいい話ですし、褒められた校長先生も悪い気はしないと思います。

 
じつは、この方法は療育のベテラン木村順先生から教わりました。木村先生の記事は近日中にアップしますね。

 

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