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2017.03.18

特別支援教育に精通している先生は「通常級の先生も発達障害のことを勉強すべき、プロなんだから」と憤ったりします。それはその通りかもれませんが、発達障害全般の勉強よりも、親としては、まずは目の前のうちの子の特性を理解してもらいたいですよね。

 
理解してもらうためには具体的に伝えることです。このような場面でパニックになりやすい、このような時にはそっとしておいてほしい、などというように。

 
作業療法士の木村順さんは「ウチの子紹介カード」を提案しています。詳しくは「日々の暮らし、これからの暮らし」の「木村順さんにきく 学校の先生とのつきあい方」をご覧ください。

 
たとえ発達障害に詳しくなくても、このように具体的に伝えてもらえると先生も助かるのではないでしょうか。先生の勉強不足を嘆くよりも、まず理解を得ることが先。ここで先生が学んでくれたら、具体的な実例を元に発達障害について勉強してもらえるわけですから、一石二鳥。

 
うまくいっている先輩ママが口を揃えて言うのは「先生と対立してもいいことは一つもない」ということです。

 
とはいえ、先生よりも親の方が知識のレベルが高い、という現象が起きていることは確かですね。

 

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