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2017.04.02

トビラコへようこそ!

 
新入学が近づくと急にプリントやドリルをさせたがる親がいます。好きで子どもがそれをやっているのであれば問題ないのですが、嫌がるようなら無理強いはさせずに、子どもが好きな分野で読み書きや計算ができるようにしてあげるといいようです。

 
例えば電車の好きな子は、電車の絵本や図鑑なら文字や数を意欲的に覚えていきます。難しい漢字も自分の好きな分野なら積極的に覚えていくでしょう。

 
これを筑波大学付附属大塚特別支援学校の安部博志先生は「意欲の皿を広げる」と言いました。この皿が大きいほどそこに入る知識やスキルの量が大きくなるし、皿が小さいとそこにのっかるものも小さくなってしまいます。

 
まず、子どもの好きな分野、得意なことを入り口にして覚えることは楽しい、もっと覚えたいと思えるのが「意欲の皿」。「好き」というのが学ぶ原動力になるのが理想ですよね。

 

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『使ってみたら「できる」が増えた 発達障害の子のためのすごい道具』(小学館/筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭安部博志著/トビラコ編集)重版決定!