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2017.04.04

トビラコへようこそ!

「やめなさい」よりも「〇〇しようね」の方が多動な子には伝わります。「(スーパーマーケットで)走るのをやめなさい」よりも「静かに歩こうね」というように。

 
ダメ出しよりも、提案を。提案されると、どうしたらいいのかがわかります。大阪ADHDを考える親の会「のびのびキッズ」代表の宮本ゆみこさんは、こうした日常のちょっとしたことで親も子も楽になる方法をよく伝授してくれます。

 
「静かに歩こうね」が効力を発揮せず、走り回ってしまうこともあります。そんな時は、その子に役割を与えるといいそうです。買い物に出かける前に「今日はカレーライスにしようね、カレーに使うものをカゴに入れてね」と、買い物を子どもに手伝ってもらう。

 
こうしたことも宮本さんに教わりました。ちょっと知っているだけで、親と子が摩擦を起こさずにすむことがあります。日常生活はちょっとしたことの積み重ね。知っているといないとでは大違いですよね。

 
トビラコのこの欄でもときどき、そんなこともお伝えしていきます。

 

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『使ってみたら「できる」が増えた 発達障害の子のためのすごい道具』(小学館/筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭安部博志著/トビラコ編集)重版決定!