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2017.04.25

トビラコへようこそ!
 

言葉で訴えることはできなくても、体が感じる小さな異変を発見できる方法はないものでしょうか。AIの技術はこんなところにも使えたりはしないのでしょうかね。

 
昨日、用事があって就労移行支援も行っている施設を訪ねて、そんなことを思いました。その施設は入所と通所と両方受け入れているのですが、今一番の悩みは高齢化と人手不足です。

 
高齢になるとそれだけ病気にかかる確率は高くなるのですが、体の小さな異変や違和感を訴えることができないと見過ごされてしまいます。こまめに健康診断しても診断の網からこぼれ落ちることもあります。例えば、下腹部に小さな違和感があるとか、胸のあたりつっかえた感じがするとか、そのような訴えがあって初めてそこを詳しく調べるという運びになるわけですが、その訴えがないとそこまでは毎回の定期検診では調べないでしょう。

 
言葉で訴えることができない人の小さな異変をどうしたら察知できるのか。発達に課題を抱えている人(子)と高齢者のニーズが重なりつつあるように思えてくる今日のこの頃です。

 

トビラコ店主より

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『使ってみたら「できる」が増えた 発達障害の子のためのすごい道具』(小学館/筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭安部博志著/トビラコ編集)3刷決定!