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2017.05.08

トビラコへようこそ!
 

思春期までに「自尊心の貯金」を。
 
これは、本田秀夫先生(信州大学医学部附属病院子どもの心診療部長)が、ことあるごとにおっしゃっていることです。発達障害の子にとって何よりも大切なのは、周囲の理解。理解をされないと自尊心が傷つけられて、思春期に不登校や自傷行為などの問題を起こしやすいといいます。周囲の理解を得て自尊心を貯金したうえで、思春期を迎えることが重要と語る本田先生。具体的には次の3つを挙げています。

 
1)無理やりあいさつさせない
あいさつの意味がわからない時期に無理やりさせても、イヤな思いが残るだけ。声をかけられてあいさつを返すことができればそれでよしとします。

 
2)苦手を克服させようとしない
漢字の読み書き、計算など苦手なことの繰り返し練習は「罰」にしかなりません。ある程度は諦めて成長するのを待つように。

 
3)勉強だけさせない
机に向かった教科の学習だけさせるのではなく、生活体験の中での学習を。
特におすすめはお手伝いだそうです。

 
そういえば、昨日もお手伝いの効用について触れましたね。

 
詳しくは『発達障害 あんしん子育てガイド』(小学館)に掲載されています。

トビラコ店主より

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『使ってみたら「できる」が増えた 発達障害の子のためのすごい道具』(小学館/筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭安部博志著/トビラコ編集)3刷決定!