2017.05.30
トビラコへようこそ!
できない理由を並べるな、言い訳するなとよく言われます。でもできない理由を探ることなくして解決はありません。
例えば漢字。まじめに練習しているのに漢字が書けない場合があります。考えられる原因として言語聴覚士の中川信子先生は次のように語っていらっしゃいます。
1)鉛筆や箸が使えないくらいに不器用。
2)視点移動が苦手で、黒板からノートに目を写して書こうとするとジェットコースターに乗っているように頭がクラクラする。
3)白地に黒い文字だと、虫が這っているように見える。
4)記憶中枢に問題があって、いくら覚えても一晩経つと忘れてしまう。
タブレットや黒板の文字を写真に写すなどで解決することもあります。また3)の場合なら、黒地に白い文字だと読めるようになります。
できない理由をその子のせいだけにしてしまっても解決しません。それどころが持たなくていいコンプレックスを持つようになってしまいます。学校に相談して早めの対策を。
ただ、問題はタブレットを自分だけ使うのを嫌がる場合があります。トビラコ店主が知っている例では、家庭でだけ使っている子はいましたね。宿題には便利ですよね。でもできれば周りの理解があってクラスでも使うことが自然にできるといいんですけどね。そうなっている学校もあるとは思いますが。どうなんでしょうか、そのあたりは。
トビラコ店主より
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『使ってみたら「できる」が増えた 発達障害の子のためのすごい道具』(小学館/筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭安部博志著/トビラコ編集)4刷決定!(まもなく5刷か)